ようこそ学長室へ

学長挨拶

 世界規模の危機の中、「ひとりを看る目、その目を世界へ」
   社会は、そして世界はあなたを待っています。

 日本赤十字九州国際看護大学は2001年、学校法人日本赤十字学園が設置する4番目の看護大学として誕生しました。赤十字の人道理念のもと、人間の生命と尊厳を尊重した看護専門職者として、また、豊かな教養と人間性を備えた国際的に活躍できる人材の育成を目指しております。

 赤十字の看護教育は明治時代中期に始まり、これまでに数々の戦火や災害において、「一人一人の命と尊厳を守る看護」を先導する人材を輩出してきました。また、看護学の発展に寄与する優れた指導者を数多く輩出してきました。

 今、世界規模で新型コロナウイルス感染症の猛威が広がる中、赤十字の人道理念のもとに創設された本学の使命は極めて大きいといえます。日本赤十字九州国際看護大学は赤十字の歴史と伝統を継承しつつ、どのような状況にあっても「一人一人の命と尊厳を守る看護」を、日本と世界の人々に提供できる能力を持つ看護職を育成すること、この世界的危機を乗り越えさらなる未来を見据えた看護学の学術の発展に寄与することを目指してまいります。

 ウイルスという目に見えない敵は、命にかかわる感染症をもたらし、知らない間に感染が爆発的に広がり、医療崩壊や社会混乱をもたらす恐れがあります。本学は「人道」の理念を基盤にしたカリキュラムを通して、一つ一つの科目を着実に積み上げることで、「いつでも、どこでも、どんな状況にあっても、誰に対しても看護実践していく確かな力を育みます。その一つとして、冷静に科学的に考え、判断する力を養います。データや最新の知見に基づき、人の命と生活を守るための看護専門職者として適切な判断・行動をする力です。また、多様な環境や文化のもとで暮らす人々の価値や信条を大切にして看護を主体的に創造的に実践する力を育みます。本学における学びにより、いまだかつてない危機に直面している世界中の人々に看護を通じて尽力できる力と勇気を身につけて頂きたいと願っています。

 世界が直面している危機は一人では乗り越えることはできません。不確実で目まぐるしく変化が起こる中、つながりを感じることで前に進む勇気や力を沸かすことができます。種々の制約を強いられる日々が続きますが、友人や家族、そしてこの学び舎に集う人々が暖かく支えあう仲間であることを感じつつ、我々が備えているレジリエンス(回復力や耐える力)を高めて頂きたいと思います。

小松 浩子
日本赤十字九州国際看護大学 学長

学長室便り

[2021年度]

2021.05.13 学長室便りNo.1 本学における新型コロナウイルス感染拡大防止への取組みについて

[2020年度]

2021.02.16 学長室便りNo.5 春を待つ私たちに向けて

2020.09.09 学長室便りNo.4 「大切な命へのまなざし」を忘れないで

2020.04.15 学長室便りNo.3 「ひとりを看る目、その目を世界へ」

2020.04.09 学長室便りNo.2 「緊急事態宣言」を受けて

2020.04.07 学長室便りNo.1 新入生ガイダンスでのメッセージ