カリキュラム

カリキュラム

学位取得のための4つのコース、7つの専攻領域

新しいカリキュラムでは、保健学と看護学の4つのコースに7つの領域を用意し、高い専門性を備えた看護・保健医療の専門家の養成をめざしています。

コース・専攻領域

保健コース

国際保健領域
健康は国際社会の共通の課題です。国内外での大規模な災害の多発、貧困、健康格差、高齢化の全世界的進行など、健康を脅かす要因は複雑・多様化しています。地域で暮らす人々が安全・安心かつ健康な生活を営むためには学問分野を統合した教育・研究が必要です。本領域では、災害・国際協力とヘルスプロモーションの分野が協働し、国際保健領域の課題を多角的・構造的に探究し、個人・集団の健康と生活支援の実践計画策定の指導を行います。もって、国内外を問わず個人・集団の健康と安全に貢献できる、高い専門性と実践力を備えた人材の育成をめざします。
国際保健領域
分野 分野の特徴 担当教員
災害・国際協力 災害、貧困、健康格差など問題は国内外を問わず頻発しており、人々の健康や生活に影響を及ぼしています。本コースでは、このような問題を様々な観点から深く洞察し、看護の役割について探究します。 小川 里美教授
ヘルスプロモーション 高齢化の世界的な進行は個人の健康増進を集団的にサポートするヘルスプロモーションを必要としています。コミュニティを地域社会、職場など広くとらえ、一人ひとりのライフスタイルを考慮した、健康生活支援について探究します。 守山 正樹教授
緒方 文子准教授

研究指導テーマ ※出願を希望する方は、出願前に志望する専攻領域の教員にメールでご連絡ください。

  • 小川 里美 教授
  • 国際協力における人材育成に関する研究
  • 紛争被災国における看護教育、看護政策に関する
    研究
  • 災害看護に関する研究
  • 守山 正樹 教授
  • 国内外の現場で感じたこと、出会ったことを中心に
    論考をまとめるための方法論、開発と実践・検証。
    ナラティブな報告。
  • 触覚などの五感を生かすリフレクションの方法、
    開発と検証。認知症の予防にも応用可能。
  • ライフスタイルや価値観、行動の認識を可視化し、
    当事者と共に考える参加型研究。
    略画を併用すれば多言語化も可能。
 
  • 緒方 文子 准教授
  • 連続夜勤者の疲労・ストレス・眠気に関する研究
  • 労働者のメタボリックシンドローム発症に関する研究
  • アスベスト曝露者の不安に関する研究
       

看護コース

生涯発達看護領域
国際化を含む生活様式の多様化は人の一生に新たな課題を生じさせているため、そうした課題に取り組む人材の育成が必要です。
本領域は、成育看護、成人看護(慢性)・老年看護の3つの分野で構成され、発達段階における特徴的な健康問題を専門的に探究するとともに、グローバルな保健分野の問題をも探究できる人材の育成をめざします。
生涯発達看護領域
分野 分野の特徴 担当教員
成育看護 子どもの成長・発達段階を踏まえて、子どもと親、家族、地域との関係をネットワークという視点を通して学びます。小児医療を取り巻く環境の変化および他職種連携についても最新の知見について探究しています。 大重 育美教授
永松 美雪教授
成人看護(慢性) 現代の健康問題の多くは慢性疾患との関連が深く、医療の進歩や高齢化によって問題は複雑化しています。予防からエンド・オブ・ライフケアまでの長期的視点および国内外の最新の知見に基づき、慢性期にある人の健康問題の本質と解決策を探究していきます。 中村 光江教授
老年看護 国内外の諸理論を通して老年看護の場で生じる現象への理解を深め、生活モデルを通して老年看護の可能性や本質を探究します。また、高齢者やその家族が健康的で質の高い生活を送るための看護援助について探究します。 姫野 稔子教授
原田 紀美枝准教授

研究指導テーマ ※出願を希望する方は、出願前に志望する専攻領域の教員にメールでご連絡ください。

  • 大重 育美 教授
  • 子育て、孫育てに関する研究
  • 子どもの事故防止に関する研究
    (子どもの姿勢、足型など)
  • 看護師・看護学生の疲労度・睡眠障害に関する研究
  • 永松 美雪 教授
  • 親子関係、育児支援、虐待予防に関する研究
  • 男女間暴力・性暴力被害に関する研究
  • 望まない妊娠・性感染症に関する研究
  • 中村 光江 教授
  • 慢性病とともに生きる人への看護に関する研究
    (当事者経験の探究と理解、療養のための行動変容など)
  • 慢性病を持つ人へのエンド・オブ・ライフケアおよび
    緩和ケアに関する研究
    (倫理的課題、意思決定支援を含む)
  • 看護事例研究、看護の実践知に関する研究、ナラティ
    ブ・アプローチや現象学に基づく看護現象の記述方法
    の探求
  • 姫野 稔子 教授
  • 高齢者ケアに関する研究
    (ケア介入プログラムの開発、介入効果の評価・測定など)
  • End-of-Life Care, ターミナルケア、終末期ケアに関する研究
  • 看護用具・介護用具の効果の測定・評価
       
  • 原田 紀美枝 准教授
  • 高齢者を対象とした医療連携に関する研究
  • 高齢者医療施設における看護の質改善に関する研究
  • 高齢者の意思決定支援に関する研究
 
広域看護領域
誰でもが遭遇しうる多様な健康の課題を、クリティカルケア、メンタルヘルスケアおよび在宅ケアという異なった切り口から探究し、今後の課題に対して、専門的かつグローバルに関与できる人材の育成をめざします。
本領域は、クリティカルケア、メンタルヘルスケア、在宅ケアの3つの分野から構成されます。
広域看護領域
分野 分野の特徴 担当教員
クリティカルケア クリティカルな状況にある患者やその家族に対する看護について、国内外の知見の系統的分析と、関連する諸理論や概念を用い、クリティカルケアの専門性について探究します。
メンタルヘルスケア 施設内外を問わず、健康問題を抱える対象者やケアを提供する看護師のメンタルヘルスに関する課題解決を探究します。グローバル化時代に対応するための新たな看護支援を探究します。 髙橋 清美教授
石飛 マリコ准教授
在宅ケア 在宅ケアを取り巻く社会的な背景や政策的な方針を踏まえた上で、在宅ケアにおける課題について探究します。また、活用できる概念や諸理論、研究動向から在宅看護の専門性について探究します。 西村 和美准教授

研究指導テーマ ※出願を希望する方は、出願前に志望する専攻領域の教員にメールでご連絡ください。

  • 髙橋 清美 教授
  • 精神障がい者の食支援に関する研究
  • 気分障害への支援に関する研究
  • 地域で暮らす精神障害者への支援に関する研究
        
  • 石飛 マリコ 准教授
  • 精神疾患を有するひとの地域生活支援に関する研究
  • 精神疾患を有するひとの家族支援に関する研究
  • 看護学生のコミュニケーション力向上に関する研究
   
  • 西村 和美 准教授
  • 在宅での排泄ケア(外来看護を含む)に関する研究
  • 認知症や神経難病を有するひとの家族介護者支援に
    関する研究
  • 在宅におけるエンドオブライフ・ケアに関する研究
   
基盤看護領域
技術的に著しく進歩した医療の中でも、<人を看る>という看護の本質は不変です。しかし、グローバル化した世界では、ものや情報は激しく交流し、人のライフスタイルも激変します。
本領域では、このような社会の変化を視野に入れて、時代に応じた質の高い看護を個人・組織・専門職集団レベルで提供していくために必須となる組織マネジメントや看護政策、人材育成の方法論、看護倫理について、多角的、専門的に探究します。 本領域は、看護管理、看護教育、看護倫理の3つの分野から構成され、看護実践の基盤構築に貢献できる看護実践者・看護教育者・看護管理者の育成をめざします。
基盤看護領域
分野 分野の特徴 担当教員
看護管理 看護管理の中核的役割を担う人材を育成するために、医療・看護提供システムや看護政策、組織マネジメントに関する諸理論、方法論を探究します。また、マネジメント上の課題を多角的に分析することで、課題解決に向けた方策を探究します。 田村 やよひ学長
倉岡 有美子教授
看護教育 看護基礎教育・看護継続教育を担う人材を育成するために、看護専門職実践の特徴を踏まえた人材開発の諸理論・方法論を探究します。また、これらの知見をもとに教育・学習活動の実践例を考察し、課題解決に向けた方策を探究します。 本田 多美枝教授
阿部 オリエ准教授
看護倫理 さまざまな看護の場で、個々人の立場・背景による価値の違いによって倫理的問題(ジレンマ、課題等)が生じています。自らの感受性を高めながら、諸理論や分析方法を通して問題の本質と解決策を探究していきます。 柳井 圭子教授

研究指導テーマ ※出願を希望する方は、出願前に志望する専攻領域の教員にメールでご連絡ください。

      
  • 倉岡 有美子 教授
  • 看護管理者の能力開発に関する研究
    (経験学習やコンピテンシーを基盤としたアプローチ
    など)
  • 看護組織の変革、看護管理者のリーダーシップに関する研究
  • 看護管理と倫理に関する研究
    (高齢者の胃瘻造設に関する意思決定支援を含む)
  • 本田 多美枝 教授
  • 看護職の人材開発に関する研究(看護学生、新人から
    ベテランまでの各期の特性に応じた生涯学習支援、
    教育方法の開発など)
  • リフレクション、ナラティブアプローチなどを活用した
    看護職の実践力開発・熟達化に関する研究
  • 看護・看護教育の現象解明・概念化に向けた研究
      
  • 阿部 オリエ 准教授
  • 看護基礎教育における看護方法論および実習指導に
    関する研究
  • 臨床における患者・家族への教育・指導に関する研究
  • 看護教育史に関する研究
  • 柳井 圭子 教授
  • 看護に関する法制度研究
    (看護師の責任論、実務拡大への戦略的取り組み等)
  • 看護の倫理的問題に関する研究
    (生・性から死に至る倫理的葛藤と倫理的課題克服)
  • 暴力・虐待等の防止に向けた看護実践に関する研究

CNSコース

クリティカルケア看護領域
本大学院は、「クリティカルケア看護」の専門看護分野について、日本看護系大学協議会から高度実践看護師教育課程(専門看護師教育課程38単位)として認定されています。本コースでは、保健・医療・福祉現場において、複雑な健康問題を有する患者にケアとキュアを統合し、卓越した直接的ケアを提供するとともに、相談、調整、倫理調整、教育、研究を行い、ケアシステム全体を改善することで、看護実践を向上させる高度実践看護師の育成を目指します。
分野 分野の特徴 担当教員
クリティカルケア看護 本領域は、クリティカルケア看護専門看護師の育成をめざします。クリティカルケア看護専門看護師は、対象のQOLの向上を目的として、個人、家族、および集団に対して、ケアとキュアの統合による高度な看護学の知識・技術を駆使して、疾病の予防および治療・療養・生活家庭の全般を統合・管理し、卓越したケアを提供するものです。その役割は、専門性を基盤とした高度な実践、看護職を含むケア提供者に対する教育や相談、研究、保健医療福祉チーム内の調整、倫理的課題の調整です。また、総合的な判断力と組織的な問題解決力をもってクリティカルケア看護領域における新しい課題に挑戦し、現場のみならず教育や政策への課題にも反映できる開発的役割がとれる変革推進者として機能します。

研究指導テーマ ※出願を希望する方は、出願前に志望する専攻領域の教員にメールでご連絡ください。

在宅看護領域
本大学院は、「在宅看護」の専門看護分野について、日本看護系大学協議会から高度実践看護師教育課程(専門看護師教育課程38単位)として認定されています。本コースでは、保健・医療・福祉現場において、複雑な健康問題を有する患者にケアとキュアを統合し、卓越した直接的ケアを提供するとともに、相談、調整、倫理調整、教育、研究を行い、ケアシステム全体を改善することで、看護実践を向上させる高度実践看護師の育成を目指します。
分野 分野の特徴 担当教員
在宅看護 本領域は、在宅看護専門看護師の育成をめざします。在宅看護専門看護師は、対象のQOLの向上を目的として、個人、家族、および集団に対して、ケアとキュアの統合による高度な看護学の知識・技術を駆使して、疾病の予防および治療・療養・生活家庭の全般を統合・管理し、卓越したケアを提供するものです。その役割は、専門性を基盤とした高度な実践、看護職を含むケア提供者に対する教育や相談、研究、保健医療福祉チーム内の調整、倫理的課題の調整です。また、総合的な判断力と組織的な問題解決力をもって在宅看護領域における新しい課題に挑戦し、現場のみならず教育や政策への課題にも反映できる開発的役割がとれる変革推進者として機能します。

研究指導テーマ ※出願を希望する方は、出願前に志望する専攻領域の教員にメールでご連絡ください。

助産教育コース

助産教育領域
社会的要請に対応できる助産師としての専門的基礎的能力に加え、幅広い視野と科学的洞察力を持った、新たな助産のあり方を探究できる人材の育成を目指します。また、専門的知識の習得とともに母子保健分野における課題探究能力を備えた専門職および研究者を育成します。さらに国内外を問わず、女性および母子の健康問題に対して多角的な視点で考えることのできる資質を涵養します。
助産教育領域
分野 分野の特徴 担当教員
助産教育 人の一生における性と生殖をめぐる健康と権利を守る援助を探求します。また、 妊娠・分娩・産褥・新生児期の根拠に基づく助産ケアを学びます。さらに、助産管理の視点を持ち、地域の社会資源の活用や他職種との連携を目指します。 永松 美雪教授
吉永 宗義教授
石山 さゆり准教授

研究指導テーマ ※出願を希望する方は、出願前に志望する専攻領域の教員にメールでご連絡ください。

  • 永松 美雪 教授
  • 親子関係、育児支援、虐待予防に関する研究
  • 男女間暴力・性暴力被害に関する研究
  • 望まない妊娠・性感染症に関する研究
  • 吉永 宗義 教授
  • NICU看護と退院後の継続看護について
  • 育児不安への対応(特に母乳育児について)
  • 母乳育児率向上のための取り組みについて
  • 石山 さゆり 准教授
  • カオス・複雑系の視点を用いた看護に関する研究
  • 胎児期からのこどもの発達に関する研究
  • 親子関係の発達に関する研究
      
    

領域を横断した総合研究指導体制の教授陣

  • 鈴木 清史 教授
  • 看護と保健医療をめぐる文化人類学的研究
  • 多民族・多文化社会における保健医療にかかわる研究
  • 看護教育制度の国際比較研究
  • 髙瀬 文広 教授
  • メディカルスタッフや患者を対象とした対人コミュ
    ニケーションや異文化コミュニケーションの研究
  • 映像やメディア等を使用した言語習得(日常英会話)
  • 学会等での英語によるスピーチや英語での
    プリゼンテーション
  • 力武 由美 准教授
  • 暴力・健康・セクシュアリティ(LGBT)に関する
    国際比較ジェンダー研究
  • リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する国際動向研究
  • 病気と看護をめぐる国際比較表象研究
      
    

修業年限

標準課程
2年間
長期履修課程
3年間

職業を有しているなどの事情で標準の修業年限(2年)では修了することが困難である方を対象に、長期(3年)にわたり計画的に教育課程の履修を認める長期履修制度があります。