カリキュラム [令和6(2024)年度改正]
授業科目の区分・学年配置
授業科目の区分
科目区分は、『基礎科目』と『専門科目』とする。
基礎科目
専門科目の基盤となる力を涵養するために、高校から大学での学びにつなぐ初年次科目、大学での学びの礎となる科目、豊かな人間性を育む科目から構成する。具体的には、人間の多様性や生命・健康について理解を深めるための科目、人々が暮らす社会を幅広く理解するための科目、論理的思考を育成するための科目、赤十字や災害・国際関連の科目を配置する。
専門科目
赤十字の理念に基づき、看護を基礎から統合へと発展的、創造的に学修できる構成とする。
看護の基礎 | 人間の生命と尊厳を守り、最適な健康状態を実現するという看護の本質を学ぶための科目群として位置づけ、基本となる概念やあらゆる看護場面に共通する援助方法の基本を学ぶ講義・演習・実習科目を配置する。 |
看護の実践 | 「看護の基礎」を土台に、多様な場での、あらゆるライフステージ、健康状態にある人を、取り巻く環境(社会)との相互関連の中で捉え、必要な看護を計画・実践・評価する力を育成するための科目群として位置づける。看護学の専門知識と対象の特性に応じた援助方法を段階的に学修するための講義・演習・実習科目を配置する。 |
看護の統合 | 『基礎科目』と『専門科目』を統合する科目群として位置づけ、自己のキャリアデザインを描き専門職として生涯を通して学び続ける力と、柔軟な発想で看護を探究する力を育成するための科目を配置する。 |
授業科目の区分の学年配置
学年別に見た「授業科目区分」の割合
授業科目のナンバリング
授業科目のナンバリングは、学修段階や順序などの体系化・授業内容の水準を明示しています。ディプロマ・ポリシーによる区分と履修学年を表わす数字3桁の組み合わせにより表わされます。
ディプロマ・ポリシー
- DP1:人間の生命と尊厳を大切にする力
- DP2:内省し、学び続ける力
- DP3:人や社会をみる力
- DP4:看護を実践する力
- DP5:柔軟な発想で看護を探究する力
学年
- 100番台:1年生科目
- 200番台:2年生科目
- 300番台:3年生科目
- 400番台:4年生科目
科目一覧
科目一覧 [令和6(2024)年度改正]詳細は画像をクリックしてご覧ください [PDF]。
■シラバス
令和6(2024)年度のシラバスは こちら[PDF] からご覧ください。
成績・評価
履修した授業科目の成績は、シラバスに記載した評価方法に基づき、試験の成績、課題やレポートの内容などで総合的に判定され、合格した場合にその授業科目所定の単位が修得できます。
1.成績評価
成績評価は次の通りとし、S・A・B・C を合格とします。
評 価 | 評 点 | 合否判定 |
S | 90~100点 | 合 格 |
A | 80~89点 | |
B | 70~79点 | |
C | 60~69点 | |
D | 59点以下 | 不合格 |
2.GPA評価 (Grade Point Average)
本学では、学習到達度を客観的に評価することによって各学生の学修意欲を高めるとともに、適切な修学指導を行うことを目的に、GPA制度を導入しています。
GPAとは、それぞれの科目で得た成績評価をポイント(グレード・ポイント : GP)に置き換え、計算式により平均数値(GPA)を算出する成績評価システムです。
各科目のシラバスに示された評価方法による評価・評点とGPは次のとおりです。
S | 90~100点 | 4 | 到達目標を達成し、きわめて優秀な成績をおさめている |
A | 80~89点 | 3 | 到達目標を達成し、優秀な成績をおさめている |
B | 70~79点 | 2 | 到達目標を達成している |
C | 60~69点 | 1 | 到達目標を最低限達成している |
D | 59点以下 | 0 | 到達目標を達成していない |
認定 | - | 対象外 | 他大学等で修得し、本学の単位として認定された科目 |
GPAの算出方法
GPA = | 〔Sの単位数×4〕+〔Aの単位数×3〕+〔Bの単位数×2〕+〔Cの単位数×1〕 |
総履修単位数 |
- GPAは、小数点第3位を四捨五入して算出します。
- 成績評価が「D」の科目は、分母の総履修単位数に含みます。
- 他大学等で修得し、本学の単位として「認定」された科目は、対象外として分母の総履修単位数に含みません。
- GPAには、当該学期における学修の状況及び成果を示す指標としての「学期GPA」と、在学中における全期間の学修の状況及び成果を示す指標としての「通算GPA」があります。
- 不合格科目を再履修し、合格評価を得た場合および再履修の結果、再び不合格であった場合のそれぞれ再履修前の不合格評価については、通算GPAには算入しません。
- GPAは、成績通知書のみに記載し、成績証明書には記載されません。
保健師課程
1.保健師課程について(令和6年度入学生以降に適用)
保健師課程では地域において保健活動が実践できる看護能力を育成していくことを目的としています。看護師国家試験受験資格に必要な科目と保健師課程の科目を履修し単位を修得することによって、保健師国家試験受験資格を得ることができます。
本学における保健師国家試験受験に必要な科目
学年 | 科目 |
1年 | (前期科目)日本国憲法 (後期科目)地域・在宅看護学総論、運動科学 |
2年 | (前期科目)社会保障制度論、統計学 (後期科目)疫学、保健統計学、地域・在宅看護学援助論、国際看護学総論、家族看護学 |
3年 | (前期科目)地域・在宅看護学実践、保健医療福祉行政論 (後期科目)災害看護学、看護管理学、公衆衛生看護Ⅰ、公衆衛生看護Ⅱ (通年科目)地域・在宅看護学実習 |
4年 | (前期科目)公衆衛生看護Ⅲ、公衆衛生看護Ⅳ、公衆衛生看護実習 (後期科目)看護教育・政策 |
2.保健師課程履修学生の選考(令和6年度入学生以降に適用)
保健師課程を希望する学生は選考試験に合格する必要があります。選考試験の詳細は3年次オリエンテーションにて説明します。
- 保健師課程の定員
18名以内 - 出願条件
3年前期までに履修すべき科目の単位を取得していること(取得見込みも含む)
2年次後期までの通算GPAが2.0以上あること - 選考方法
選考試験(筆記)および3年前期までの成績をもとに総合的に判断します。 - 選考スケジュール[3年次]
6月末必要書類を学務課に提出
8月頃筆記試験
11月頃選考結果発表
*選考試験に合格後、保健師国家試験受験に必要な3年後期科目および通年科目の単位修得ができなかった場合は、保健師課程の履修許可が無効となります。
3.履修料
100,000円。4年次の4月中に納入となります。