開催日20180117
テーマ第9回ランチョン・ミーティングを開催いたしました。
講師タイ赤十字看護大学Preyarat Rattaviboon先生、Supa Puektes先生

第9回ランチョン・ミーティングを開催いたしました。

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今回は、国際交流協定校の1つであるタイ赤十字看護大学から2名の先生の訪問がありましたので、welcome企画として「タイ赤十字とタイ赤十字看護大学」、「タイ人の健康問題」についてお話していただきました。
初めに、パオ先生からタイ赤十字の歴史とその活動内容について説明がありました。タイ赤十字社は日本赤十字社と同様に自国の救援活動がきっかけで設立され、現在では血液事業、社会福祉事業、2つの病院による保健医療の提供と看護教育を行っているそうです。タイ赤十字看護大学は首都のバンコクにあり、約800名の看護学生の教育に携わり、年々その需要は高まっているそうです。

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次にスパ先生からタイの健康問題についてお話していただきました。タイではまだ65歳以上の人口は10%弱ですが、日本と同様に高齢化の問題が10年後くらいに起こることが予測されているそうです。死因については悪性新生物、脳血管疾患、肺炎、虚血性心疾患が4位を占めるのは日本と同様なのですが、5位に交通事故が上がっているのは大きな違いでした。中でも新年の時期は飲酒運転による事故が多発するそうです。ほかに、注意すべき問題として10代の妊娠があるそうです。この問題に対して、2回目以降の妊娠のケースには避妊インプラントの使用が認められているなどの対策がされているそうです。
参加した学生からは、日本ではあまりなじみのない避妊インプラントの使用などの話が興味深かったと感想が述べられました。