開催日20130514
テーマ学生ができるボランティアinカンボジア
講師参加学生:坂田蛍、規工川智美、黒田さくら

学生ができるボランティアinカンボジア

 

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「学生ができるボランティアinカンボジア」と題して、本学国際人道委員会主催の第3回ランチョンミーティング(平成25年5月14日開催)で、カンボジアでのボランティア活動について発表をしました。

私たち、坂田蛍(4年生)、規工川智美(4年生)、黒田さくら(2年生)は、カンボジアのHIV孤児をサポートする学生国際協力団体J-HEARTYという学外のサークルに属しています。今回のカンボジア訪問はその活動の一環です。3月1日から7日まで滞在し、2つの施設でボランティア活動をしました。一ヵ所目は、映画「僕たちは世界を変えることはできない」の舞台となった農村部の診療所です。
ここでは現地で調達できる資源を使っての応急処置法の講習、入院患者の日常生活の援助、診療所へ来ることができない人の居住地へ出かけて行っての医療活動(アウトリーチ)を体験しました。二ヵ所目はHIV孤児院です。HIV孤児を支援することに直接かかわれたことに感動を覚えると同時に、シスターの孤児への無償の愛と献身に精神の崇高さを感じました。

このランチョンで私たちが最も伝えたかったメッセージは、国際支援活動に一歩を踏み出そうということです。国際支援活動において学生だからできること、学生にしかできないことがあるということを知ってほしかったのです。本学には国際保健・看護活動に興味を持つ学生が多くいます。しかし、実際に途上国へ行ったり、国内で途上国支援活動をしたりしている学生はほとんどいません。なにかしたいけどなにをすればいいのか分からないと、一歩を踏み出せないでいます。

当日は学生、教員含め59名という多くの方々が参加してくださいました。参加した学生が自ら動き始め、それがまた他の学生へ、さらには学外の学生へと、国内的国際的な支援の輪が広がっていくことを期待しています。

私たちの発表の後押しをしてくださった力武先生をはじめ、発表の機会を与えてくださった国際人道委員会の皆様に感謝申し上げます。