今年も新年度が始まりました。4月3日には満開の桜のもと112名の学部生と、6名の大学院生の皆さんが入学されました。新入生の方たちのみならず、在校生・教員・職員が新たな気持ちでこの一年を迎えています。
今年のテーマは「Quality of Life (QOL)の向上」でいこうと思います。学生さんのQOLはもちろんのこと、あらゆる人々、地球上の生物のQOLも視野にはいっています。まず、学生さんのQOLについては、サークル活動の活性化を支援します。すでに活発に活動しているサークルもありますが、コロナ禍ですっかり衰退してしまい、復活できていないサークルもあります。最上級生でさえも入学時にすでにコロナ禍の真っ最中で実質的なサークル活動ができないまま今日に至っている人もたくさんいます。いつのまにか廃部になっているサークルすらあります。
看護学部はどの大学においても、他学部よりも必修科目が多く、課題や拘束時間も多くなりがちです。そういう学部こそ、息抜きが大切です。適度に気分転換をするからこそ、重要なときに集中することができます。特に本学は郊外にあり、周囲に遊興施設などはありません。なので、本学が学術のみならず文化の拠点としても機能しなくてはと思うのです。幸いなことに、本学は広々とした敷地に立派なホールや体育館、グラウンドなどを備えています。学生さんには最大限に活用していただきたいものです。
人生にとって趣味はとても大切です。何等かの趣味をもつことは今の生活のみならず、生涯をとおして生きる活力となります。もちろん、本学は単科大学ですのでサークルの種類は限られますが、そのなかから生涯の友となる趣味を身に着けてもらえればと思っています。
サークル活動や学生さんたちの自主的な活動は、わたしたち教職員もしっかりサポートます。すでに今年度始動しているプロジェクトには、こころから学生さんを応援したい教職員が参画してくれています。そして、そのことは教職員自身のQOLの向上にもなっています。小規模大学である本学は、学生・教員・職員の垣根を越えて、互いに顔が見える関係で、楽しく有意義なキャンパスライフを創りあげていきたいと思っています。