少子化や地域のつながりの希薄化が進む中、子育て中の母親の孤立は、母親の健康や子どもの成長への影響など大きな社会課題となっています。2023年4月から本学では地域貢献の一環として子育て支援事業「らふれっど」に取り組んでいます。自治体と協働し、リプロダクティブヘルス看護学領域および小児看護学領域の看護教員が子育て支援センターやコミュニティセンターの子育てサロンで育児相談や講話を行っています。これらの実践を通して看護教員に求められる支援のあり方を明らかにするため、本学の奨励研究費を獲得し、「自治体と協働した子育て支援に参加する母親の現状と看護教員に求める支援」をテーマに調査を実施しました。
調査結果から母親への支援が主に家族内に集中している現状が把握でき、専門職が身近にいることで安心して相談できるという声が多いことが明らかになりました。看護教員は知識の提供にとどまらず、母親が安心して語れる場を支える存在として重要な役割を担っていることがわかりました。本研究は2025年度日本地域看護学会第28回学術集会(東京)で示説発表を行い、現在、公表に向けて進めています。
今後は、本研究の成果を「らふれっど」の活動に活かし、自治体と協働しながら地域の母親に対する継続的な支援の充実に努めてまいります。







