私たち一年生は、9月16日から22日まで、「様々な施設で展開されている赤十字活動の実際に触れ、地域で生活する人々の生命や健康、生活を守るために赤十字が果たす役割について理解を深める」という目的のもと赤十字フィールド体験実習を行いました。
前期第1クォーターの「赤十字原理・活動論」では、赤十字の理念・歴史・活動を通して、赤十字の使命を学びました。今回の実習では活動に触れることで、第1クォーターで学修した内容の理解をさらに深めることができました。
私たちは、献血ルーム(おっしょい博多、キャナルシティ、天神西通り、くろさきクローバー、魚町銀天街)、佐野常民と三重津海軍所の歴史館、日本赤十字社福岡県支部、福岡赤十字病院、九州ブロック血液センター、特別養護老人ホーム(やすらぎの郷、豊寿園、大寿園)を訪問し、実習しました。
実習前にはグループで事前学習を行い、活動テーマや目標を明確にして実習に臨みました。どの施設でも赤十字の理念のもとに活動が行われており、災害時の救護や医療支援だけでなく、人々の生命を守り、生活を支え、健康をつないでいることを実感しました。
特に印象に残ったのは日本赤十字社福岡県支部で伺った災害時の迅速な救護活動の重要性です。通信司令車やdERUなどの専門車両を駆使し、現場と本部が一体となって情報共有を行う体制は、人命を第一に考える赤十字の姿勢を象徴していると感じました。また、訓練やボランティア活動を通じて、行政や地域住民と協働しながら「命を守る体制」を築いていることに深く感銘を受けました。
近年、自然災害が頻発し予測困難な事態が多く起こる中で、赤十字のように状況に応じて柔軟に対応できる力の大切さを改めて感じました。私も赤十字の学生として、誰かの命や日常を支える力を自分の中に育て、どんな状況でも寄り添い行動できる看護を提供できるよう努めたいと思います。
佐野常民と三重津海軍所の歴史館にて、赤十字の歴史と活動を学習中!
佐野常民と三重津海軍所の歴史館にてガイドの皆さんと一緒にパチリ!
九州ブロック血液センターで、血液の安全な管理について学習中!
福岡赤十字病院にて、佐藤看護部長の講義を通して、赤十字看護の実践を学習中!









