5月31日に福岡県立宗像中学・高校で開催された文化祭に学生ボランティアとして参加させて頂きました。
日本赤十字九州国際看護大学のブースでは災害発生時の避難行動に支援が必要な、高齢者や妊婦体験を行いながら避難行動を考える体験や新生児のオムツ交換、聴診器を使った心音と呼吸音の聴診の看護体験を行いました。
避難所ブースでは、高齢者や妊婦が避難所テントで生活することを想定し、全身が思うように動かない状態で簡易ベッドに寝てみたり、テント内で日常生活を送っていくことを体験して頂きました。
私たちは体験してくださった方が感じた多くのことを吸収させていただきましたが、今の私たちには予想できないほどの生活の障害は多く、避難所テントは思ったよりも狭く床も固くプライバシーも良くはないからこそ発災時に向けた準備の重要性や生活の不便さについて一緒に感じ、高齢者や妊婦さんだとさらに避難所生活は困難であることを感じることができました。
看護体験ブースでの自分の心音と聴き比べを行う体験では「赤ちゃんの方が心臓の音早い!」というお話や抱っこ体験、オムツ交換体験では「懐かしい」や「意外と難しい」という感想を頂きました。私も事前に高齢者体験スーツを着用し実際にテントに入ってみたり歩いたり字を読んでみたりしましたが、1つでも自分の身体が制限されることは生活を送ることへの大きな壁に繋がることを実感しました。今回、地域の皆さんとこの体験を通して看護と災害に対するたくさんのお話ができたことは今後の看護の視野を広げる貴重な体験となり楽しかったです。
学部2年 相澤舞央 林千乃