国際保健・看護Ⅲ 国際交流協定校 短期留学

【スイス ラ・ソース大学】
2月24日から3月14日までの3週間、国際保健・看護Ⅲの科目でスイスのラ・ソース大学の海外研修プログラムに他の赤十字看護大学の学生とともに参加しています。

ラボと呼ばれる施設での演習、スイスの政治システムやグローバルヘルス、医療システムについての講義を受けました。演習や病院での実習は日本と少し異なり、戸惑うこともあります。ラボは病院と同様の施設が再現されており、病院実習に行く前に学内で練習してから、実習に臨むことができます。

クリニックの見学実習や精神科病棟での実習があり、病棟の雰囲気や医療システムの違いを実感しました。精神科病棟の実習では現地の学生とペアになり、アルコール・薬物依存症のユニットへ行きました。

3年次に領域別実習で精神保健看護実習に行った経験をもとに、病棟の構造、患者の様子、看護師と患者との関わりなどについて比較し考える機会になりました。現地の学生や先生などとても優しく丁寧に説明をしてくれるため、疑問に感じたことなどを質問し理解を深めています。

【インドネシア 国立アイルランガ大学】
2月13日から2月28日までの約2週間、国際保健・看護Ⅲの科目において国際看護コースの2名が国際交流協定校であるインドネシア共和国のアイルランガ大学の研修に参加しました。

入江は、母性看護領域のテーマで研修を実施しました。世界では母乳育児が推奨されています。しかし、母乳育児を選択したくてもできない母親もいるため、研修目的を母乳育児を確立していくための支援への学びを深めることにしました。

コミュニティセンターでは、妊娠中、授乳中の母親への栄養指導を行いました。インドネシアでも日本と同様に母親への教育が行われていることを知り、母乳育児を推奨していくために妊娠期から母親に合った方法で支援していくことが重要だと学びました。

山口は、メンタルヘルス領域のテーマで研修を実施しました。精神疾患を持つ人が地域で暮らすことを困難とする要因にスティグマが存在すると考え、スティグマに対する取り組みと今後必要とされる支援について学ぶことを目的としました。

インドネシアには、精神病院退院後も家族に受け入れられず、地域での生活が困難な人に向けたメンタルヘルス施設があります。精神疾患を持つ人が地域で暮らすためには、家族への支援だけでは不十分であり、どのようにスティグマを軽減し、地域の人にも理解してもらうかが重要だと学びました。

また、学部の講義にも参加させていただき、急性期看護の授業では、救急時の患者対応について アイルランガ大学の学生とともに学びました。

週末は留学生をサポートしてくれる学生達と近くのショッピングモールに行き、一緒に食事や買い物を楽しみました。インドネシアの伝統文化にも触れる機会もあり、充実した2週間を過ごすことができました。

2025.03.07_①ラ・ソース大学:日本赤十字看護大学、日本赤十字広島看護大学の学生と研修に参加

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラ・ソース大学:日本赤十字看護大学、日本赤十字広島看護大学の学生と研修に参加

 
2025.03.07_②ラ・ソース大学:Welcome partyの様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラ・ソース大学:Welcome partyの様子

 
2025.03.07_③アイルランガ大学:Welcoming ceremonyの様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイルランガ大学:Welcoming ceremonyの様子

 
2025.03.07_④アイルランガ大学:急性期看護の授業を終えて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイルランガ大学:急性期看護の授業を終えて

 
2025.03.07_⑤アイルランガ大学:伝統衣装であるバティックをプレゼント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
アイルランガ大学:伝統衣装であるバティックをプレゼント