1月11日(土)に開催された、名医に学ぶ!減塩の大切さ 〜子どもの未来をつくる食育〜とその後の体験コーナーに保健師課程3年生6名が参加しました。
今回の講演会では、塩分を摂りすぎると血圧が上昇し、腎臓病や脳卒中などのリスクが高まることや、子どもの頃からの減塩の大切さを学ぶことができました。
講演会後、体験コーナーでベジチェック®️による推定野菜摂取量の測定、血管年齢の測定、血圧の測定を学生2名ずつで行いました。
病院では患者一人一人にあったケアを行ってきましたが、地域で生活する方を支援するためには、地域住民全体を見て住民の行動変容を促したり、セルフケア能力を向上させるための働きかけが必要であることを実感しました。実際に、測定結果や講演から野菜を摂取しないといけないことや、野菜摂取領域が目標量以上の方は「トマトジュースを毎日飲んでいるよ」など、直接住民さんからお話を伺うことができました。
実習を通して、今までは病院実習で患者さんと接することが多かったため、初めて住民の方々と直接話し、実際の声を聞く貴重な機会となりました。
住民の方の中には、自分の健康に関心を持ち積極的に行動している方や、健康に対して何かしなければと思いつつもなかなか行動に移せない方もいました。減塩に関する講義を聞いたり、体験コーナーでさまざまな測定を行ったりする中で、基準値と比較して現状を知ってもらい、数値が示す意味を説明し、高い場合はどのように改善するかについてもアドバイスをしました。このような取り組みを通じて、住民の健康行動を少しでも後押しできたと感じています。
今回の経験を、今後の授業や実習に活かしていきたいと思いました。