日本赤十字九州国際看護大学地島小学校で防災・減災教室を開催しました

9月9日に「地島の皆さんと一緒に防災・減災教室！広がれ地域の防災・減災の輪」をテーマに防災・減災教室を開催しました。今回は、青少年赤十字の加盟校である地島小学校の小学生7名と住民40名の方に参加していただけました。

この活動は、一昨年から参加している「大学生による宗像まちの課題解決プロジェクト」の一環として実施したものです。昨年度までの活動をもとに、地島地区の自助力・協助力・互助力を向上していくためにどのような教室を開催すればよいか学生間で話し合いを進めてきました。また、今年度は地島地区の避難訓練に合わせて開催したため、宗像地区消防本部　福津消防署員の皆様、地島小学校の先生方とも連携を図りながら開催の準備を行ってきました。

教室の内容は、防災グッズの紹介、防災リュックを背負う時の工夫や備蓄食の献立決め・試食会を実施し、「災害への備え」について考えていただく機会にしました。今回の教室を受けて住民の方々から「日頃からの準備が大事だと思った。」「いざという時のために家に帰って準備をしたい。」などといった感想が聞かれました。また、展示ルームにおいて防災を扱った書籍や赤十字コーナーを設置し、実際に触れていただく機会を設けました。その他、防災用品を備蓄倉庫に保管したり、地島小学校に展示コーナーを設けたりして、教室開催後も意識していただけるよう寄贈しました。

教室の対象者が小学生から高齢者まで幅広く、教室の構成や対象者への伝え方などがすべての人に分かりやすい教室にすることに難しさを感じました。しかし、今回の活動を通して、災害に対する主体性や責任感、防災の知識を身につけ、島全体での防災・減災意識向上に結び付けることができたと考えます。参加してくださっている方から活発な意見交流や体験を通して、楽しく防災・減災に触れている姿が見られ、私たち自身も楽しみながら教室を終えることができました。