赤十字活動Ⅱ‐アイルランガ大学の留学生とともに学修しました

国際看護コース4年4名は、赤十字活動Ⅱの科目において、「災害」をテーマに国際交流協定校であるインドネシア国立アイルランガ大学から来学した学生3名と教員1名とともに学修しました。
講義や病院での見学実習、防災センターの訪問、ディスカッション等を通して、多くの学びを得ました。

アイルランガ大学Nuzul先生の「HIV」の講義では、インドネシアにおけるHIV感染者数の増加に驚くとともに、その背景には性に関する教育不足が関与していることを知り、日本にも共通する要因であること、すべての人が性やHIVについて正しい知識を身につけることが大切であることを学びました。

病院の見学実習では福岡赤十字病院を訪問しました。病院や看護部の概要、赤十字の国際救援活動について講義をしていいただき、その後病棟を訪問し、今回の学習テーマである「災害時の対応」について説明していただき、非常事態の対応や備えについて、実習とは異なる視点で学ぶことができました。

防災センターの訪問では、火災現場からの避難や消火活動、震度7の地震を体験することで、災害は予測することが難しいこと、だからこそ日ごろの訓練の重要性を痛感しました。

週末は神社の参拝や茶会体験、博物館などを訪れ、日本の文化に触れてもらいました。国際交流においては語学だけでなく、日本の文化や歴史を学ぶことの大切さを学びました。

最終日には、今回の研修プログラムの学習成果を発表しました。共同で発表資料を作成する中で、日本とインドネシアの災害対策の違いや災害対策では地域が自立して災害に対応できるようになることの重要性を改めて認識しました。

今回の研修を通して、災害現場で専門職として自らの役割を全うするためには、新しい知識を修得できるよう学び続けることが大切であり、そのような看護師になれるよう努力したいと思いました。

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福岡市内の茶会体験
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福岡赤十字病院での見学実習
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学習成果発表の様子
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修了式を終えて