第２回カフェ・ミーティングでは、第１回の参加者のご要望にお応えし、JICA海外協力隊派遣経験がある宇都宮真由子先生を講師に、「国際要員の活動の実際～赤十字・ＪＩＣＡ海外協力隊～」をテーマにお話していただきました。
宇都宮先生の任務地は西アフリカ、サハラ砂漠西南端にあるセネガル共和国でした。派遣国の公用語はフランス語であるために、語学を含む派遣前の研修や準備、そして派遣地での生活について、写真を用いて紹介してくださいました。派遣地では、セネガルの生活や文化を日々学びながら、派遣目的である「地域医療サービスの質の向上」について、向上させるための課題を見極め、課題解決に取り組まれていました。その課題抽出と解決方法については、パートナーである現地の方々やJICAをはじめとする関係機関の協力を得ながら実施されていました。
宇都宮先生は、「現地での課題解決は、現状を見極め、現地の状況に応じた課題解決の計画立案、評価する力が必要であり、現在学生が学んでいる看護過程の展開と通ずるものである」と、看護大学での学修が国際協力の現場で活用されていることを伝えてくださいました。また、宇都宮先生の派遣期間は２年間でしたが、現地の看護師たちが継続して取り組むことができるように、数多くの工夫がなされていたことがわかりました。
参加者からは多くの質問があり、学生は普段授業されている宇都宮先生とは別の姿に感動し、多くの写真を観ながら楽しく聞くことができたようです。また宇都宮先生の貴重な経験の話から、参加者自身のキャリアや教育を考える機会になったようでした。
＊今年から国際シンポジウムとランチョンミーティングを組み合わせ、誰でも気軽に参加してもらいたいという意味を込め「カフェ・ミーティング」という新しいネーミングで開催しています。このミーティングは、学生が企画・運営を主体的に行い、物事に取り組む態度を養い、リーダーシップを育成する機会また国内外の知見を広く共有する機会としています。
第2回カフェ・ミーティング講師 宇都宮真由子先生
第２回カフェ・ミーティング開催！
