企画展「みんなで世界の防災・減災について考える」を開催しました

令和4年度、本学では「地域にひろげる『防災・減災』~いのちと健康を守る~」をテーマに、全4回の公開講座を開催し、延べ51名の方々にご参加いただき、地域における防災・減災について考えてきました。

1年の締めくくりに、今年世界中で起こった災害の一部を振り返りながら、改めて防災・減災について考える企画展を宗像市との協働事業「まちの課題解決プロジェクト」※の一環と地域連携・教育センターの活動として開催しました。会場には次の5つのブースを設置しました。

世界で起こった災害の写真の展示(提供:赤十字国際委員会駐日代表部と日本赤十字社)
気候変動、減災・防災についてのショートビデオの上映(わかりやすくインパクトのある)
避難所の設営と避難所等にあると便利なグッズの展示と体験(テント、感染・湿度に強い簡易ベッド、日本赤十字社から被災者の方々に配給される安眠グッズ、日用品セット等)
日頃から備えておくと良い非常食や日用品とそれを入れるリックサック等の展示(備える際の留意事項についての説明)
防災カルタや避難所運営ゲームの展示と体験

各ブースでは、実際に体験をしていただけるように、特に一人で展開できる簡易ベッドとエアーマットは学生ボランティア8名が説明をし、見学者の方々に体験をしていただきました。

12月には日本国内でも積雪により被災なさった方々がいらっしゃいました。来場者の方々は「他人事(ひとごと)」ではなく「自分事(じぶんごと)」」として、真剣に企画展にご参加いただきました。

参加者のアンケート結果では、印象に残った展示物として、簡易ベッドと非常食の展示が多く挙げられ、簡易ベッドの組み立てや、エアーベッドを膨らますなど体験型の内容についてご好評いただき、「災害は他人事ではなく、いつ自分にもふりかかってくるかもしれないという自覚を持つことが大事だと思いました」「自分で体験してみてわかることもあり楽しく学べました」、というご意見が寄せられました。

※「まちの課題解決プロジェクト」とは、「コロナ禍における大学生支援」と「大学の魅力向上」「大学と協働したまちづくり」を目指し、宗像市・福岡市内の6大学と宗像市が協働して行うものです。詳しくはこちらをご覧ください。

非常食を選ぶ高校生 展示物をご覧になる地域の方
<左:非常食を選ぶ高校生 右:展示物をご覧になる地域の方>

エアーマットを膨らませる高校生 HUGを体験する学生ボランティア 防災カルタに真剣に取り組む学生ボランティア
<左:エアーマットを膨らませる高校生 中央:HUG(避難所運営ゲーム)を体験する学生ボランティア
右:防災カルタに真剣に取り組む学生ボランティア>