クロスカレッジ2022 地域にひろげる『防災・減災』~いのちと健康を守る~ 第4回 公開講座「健康づくりと防災・減災~互近助の力~」を開催しました

今年度4回シリーズで企画された「地域に広げる『防災・減災』~いのちと健康を守る~」の最後の講座「健康づくりと防災・減災~互近助の力~」を11月8日に開催しました。
第1回から引き続き参加された方も含め11名の地域の方々に参加をいただきました。
今回は、本学ヘルスプロモーション領域緒方文子准教授による講義と保健師課程の学生4名による「水害時の避難物品について」の2部構成で行われました。

緒方准教授の講義では、減災に向けた分散避難と逃げない防災(在宅避難)について、また各地区で防災・減災に取り組む際のポイントなどが説明されました。参加者の方々からは、「高齢化が進む中、減災の観点から居住地域の組織力が求められていると感じた」「今後の地域での防災士活動に活かしていきたい」といった感想をいただきました。また学生による「水害時の避難物品について」では、水害は備えができる災害であること、備えとしてどのような避難物品を準備するとよいのかを発表し、非常食の試食を行いました。参加者の方からは、「避難物品として登山用品などが軽くて代用に良いのではないか」「非常食のご飯では、既定の量よりも多めの水で戻すと柔らかくなって高齢者などに良い」といった意見もいただくことができました。学生からは、「大学で学んできた災害について発表することができ、地域の方々からもアドバイスをいただき嬉しかった」「改めて災害について考え、自身も避難物品を準備するきっかけとなった」といった感想があり、学生にとって貴重な経験となっていました。

地域にひろげる『防災・減災』~いのちと健康を守る~では、大学と地域がともに災害について考え、学ぶ良い機会になり、今後の継続の必要性を感じました。

①緒方准教授による講義
緒方准教授による講義

②学生による発表
学生による発表

③避難物品を入れたリュックの体験
避難物品を入れたリュックの体験