2019年9月30日、日本赤十字九州国際看護大学の講義室101にて第19回国際シンポジウムを開催しました。本年度は『性の多様性「LGBTQ+」に理解のある社会へ ~医療現場での対応を考える~』と題して、セクシュアル・マイノリティーである「LGBTQ+」の方への理解を深めることを目的としました。
当日は大学関係者含め58名の方に来ていただき、クイズや学生発表、講演者の講話で知識を深めるとともに、ディスカッションで実際に起きた事例について考える参加型のシンポジウムを行いました。講演者として株式会社ランドホー代表の鈴木はな様をお招きし、医療現場での当事者とその家族の困っている場面についてお話していただきました。鈴木様は当事者の方やその家族の困っている事例を多く紹介してくださり、「LGBTQ+」に関して「知る→考える→行動する」ということが重要であると話されました。ディスカッションでは、「LGBTQ+」の方が医療施設の訪れた際の事例を提示し、参加者の皆さんにも考えていただくためのグループワークによる意見交換を行いました。グループワークでは他学年や他大学の人とも意見を交換していただき、より考えが深まったと思います。
このシンポジウムを通して「LGBTQ+」について知識が深まったともに、企画・運営・実行をすることの難しさを実感し、人間としても成長できたように思います。これからも「LGBTQ+」についてより知識を深めるとともに、性に限らず多様性の社会の実現のために多くのことを学び続けていきたいです。
第19回国際シンポジウム実行委員