8月21~22日に日本赤十字秋田看護大学で行われた第9回日本赤十字6大学学生交流会(以下、6大学交流会)に、本学から3年生4名が参加しました。
この交流会では、毎年、北海道・秋田・東京・愛知・広島・福岡にある日本赤十字6大学の学生が集まり、グループワークやディスカッションなどを通してそれぞれの学びや交流を深めています。今年は秋田で開催され約30人が集まり、講義や演習、実際に東日本大震災の被災地を見学し、震災から月日が経った今「復興」とは何か、皆で考え、意見交換を行い、学びを深めました
1日目はアイズブレイキング、各大学の紹介から始まり、体を動かしながらお互いに緊張を解して親交を深めました。次に、及川先生の講義を受けました。東日本大震災から月日が経ち、ボランティアなどの支援が入り、「がんばろう復興!」とよく耳にする現在、「復興」とは、何がどのようになれば復興といえるのかを考え、意見を出し合いました。次に、日本赤十字秋田看護大学で行われている防災キャンプのプログラムの一部を行いました。ペットボトルや小石や布を用いて水の濾過を行ったり、石油が原料の牛乳パックを燃料として用いてホットドックを作ったり、テント設営を行いました。災害時、自分自身を守ることで他の人に手を差し伸べられます。自分の身を守り生きる術を、キャンプを通して楽しく学びました。
2日目は、東日本大震災で津波の被害を受けた宮城県の荒浜小学校と荒浜海岸を見学しました。住宅地で人が住んでいた小学校の周りは何もなく、再び住むことができなくなったところを見て、切なくなり言葉がでませんでした。そして、再び「復興」とは何なのかそれぞれが考えさせられました。
今回の6大学交流会では、各赤十字大学の学生と交流し、様々な考えを交換することができ、大学に戻ってからのモチベーションにつながり、大きな刺激となりました。災害が多い日本において、赤十字の学生としてできることを考え積極的に活動していきたいと思います。
3年生 植木 碧
防災キャンプの演習場所
防災キャンプの演習の様子
荒浜小学校の屋上から周りを見渡す学生