上田米蔵翁は、1958(昭和33)年、本学の前身である福岡赤十字高等看護学院(後の福岡赤十字看護専門学校)の創設時に多額のご芳志をご寄贈くださいました。1968(昭和43)年には上田奨学金制度が発足し、福岡の赤十字看護師養成にご貢献いただきました。現在では、本学大学院生を対象に、毎年奨学金が貸与されています。
今年は、上田奨学会設立から50年であり、本学大学院生に向けた新たな奨学金事業が開始されてから10年目を迎えます。
米蔵翁のご偉功に敬意を表し、本学では毎年、正面玄関のロータリーに置かれている翁の胸像前にて献花式を行っています。今年は7月2日、米藏翁のご令孫である上田奨学会理事長 上田康藏氏と同会常任理事を務める本学学長の田村やよひが献花しました。
献花式後の理事会では、昨年度の奨学生である大学院生1名が、修士論文執筆の経過を報告しました。また、今年度の奨学生への奨学金貸与式が行われ、上田理事長からは、奨学生へ激励のお言葉をいただきました。
米蔵翁の胸像前にて
修士論文の経過を報告する様子
貸与式