5月27日(日)に開催しました講演会には、看護師を目指す高校生など150名を超える方にご参加いただきました。日本赤十字社福岡県支部創設130年記念事業でもある本会には、九州各地の赤十字関係者の皆様にも多数ご来場いただき、会場は満席となりました。
名古屋第二赤十字病院 副院長兼看護部長である伊藤明子氏(本学大学院一期生)による赤十字看護師としての救援活動と自身の歩みとして、学生時代から臨床を経て世界各地の紛争地域での活動や看護教育に携わった経験など、赤十字の人道の理念がどのような活動につながっているのかわかりやすくお話いただきました。
第二部では、会場の大学生からは「紛争地で勤務する中で困難な状況にどう対処したのか」、高校生からは「高校生として今できること」を教えてほしいなど活発に質問があり、予定していた時間ぎりぎりまでお答えいただきました。
平時だけでなく戦時においても、傷病者、障がい者・紛争や災害の犠牲者に対して献身的な活動を行い、公衆衛生や看護教育の分野で顕著な実績を残した看護師として世界最高の賞を受賞された伊藤氏による示唆に富むお話が、来場された方の今後の活動につながりましたら幸いです。
企画情報室