本学は毎年、宗像市と市内3大学の連携、協力による無料公開講講座「むなかた大学のまちゼミナール」を開催しています。今年のテーマは「観光」で、2名の講師がそれぞれ違った切り口で講演しました。
講座1では菅原特任講師が、近年増加傾向にある観光を目的とした海外渡航に際し注意すべき健康管理について「海外旅行における健康管理」と題して講演しました。留意点を出発前、移動中、滞在中そして帰国してからに分けて説明し、持参薬や予防接種、エコノミークラス症候群予防、防虫対策に加え、渡航前に必要な情報を得られる便利なウェブサイトの紹介など、実用的な内容を話しました。
講座2では鈴木教授が、「観光人類学からみた地域と観光」について講演しました。
文化人類学の視点から観光と地域を考えるため、人間特有の文化・社会・経済現象について話しをしました。観光は非日常を期待し、旅への要求や願望が増大するようになるため、観光客を受け入れる側にとってはその期待に応えられるかが問われると問題提起しました。
参加された方々は活発に質問をし、講演中もメモをとるなど、大変興味を持っている様子でした。
鈴木、菅原