九州北部で平成29年7月5日から6日までに降り続いた豪雨は、福岡県朝倉市を中心とした地域に大きな被害をもたらし、「平成29年7月九州北部豪雨」と名付けられました。その後も、不安定な天気が続き被災地域には緊急避難指示が頻繁に出ています。この災害による死者・行方不明者は30名以上となり、発災から2週間経った現在も、自衛隊や警察・消防による行方不明者の捜索が続いており、また、多くの方々が近くの体育館などに避難しております。一日も早い復旧を願うとともに、犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。
私の友人の自宅も被災地域にあったため、連休を利用して訪問し、その被害の大きさに衝撃を受けました。小さな川と両岸の田畑、そして点在していたはずの民家が一瞬にして濁流に飲み込まれ、大きな川と化し、泥流は集落のそこここに土砂と木々の山を作っていきました。過疎地域故、人が入らなくなった山は、朽木や落葉の対応が出来ず、保水力が低下し、人手が無く放置された水田は貯水池役をなさず、即急流化したのだと思います。
定期試験や実習中の学生から「今、私たちにできることは何か」との声も上がっております。試験や実習が終わり次第、具体的な計画を立案し行動に移す予定です。大学は、学生の安全確保を念頭に置き、被災地の復旧・復興のため、息の長い支援をしてまいります。
土砂で埋まった鉄棒
倒壊した家屋