熊本県益城町の仮設団地内の集会所に移動図書館を開設しました(続報)

1月28日(土)に第3回目の移動図書館を開催してきました。回を重ねるごとに、利用者や貸出し数も増え、図書館の認知度も上がってきたと実感しました。
はじめのころは利用者のほとんどが子どもで、貸出しの内容も児童書や絵本が多かったのですが、徐々には大人の利用者も増えてきました。
3回の活動を通して、どのような本を必要とされているのかが分かってきました。今後は利用者のニーズに合った本を提供できるようにしていきたいと思います。

私は、第1回目〜3回目まで移動図書館に参加しました。主に行った活動は、本の貸出しや子ども達、集会所に集まる人達との触れ合いでした。活動を始めたばかりのころは、子どもたちは本を読むよりも外で遊びたがることが多かったのですが、読み聞かせや一緒に本を読むことで、本に興味を示してくれるようになりました。今後、活動の中で読み聞かせなどの企画を考えていきたいと考えています。

米原 あかね

今回初めての移動図書館のボランティアに参加しました。お話しをさせていただいた被災者の中には、地震後に本を読む気力も無くなり、本を全部捨ててしまったそうです。本の貸出しだけでなく、コミュニケーションをとることでいろいろなお話をきくことができました。また、たくさんの子どもたちが「遊ぼう!」と声をかけてくれてくれました。仮設住宅では遊ぶ所がほとんどないため、子どもがもっと楽しめるような企画も必要だと考えました。次回からの活動では、これまでの活動でよかった点は継続しながら。明らかになった課題は見直していきたいと思います。

寺岡 恭子

今回、初めて参加しました。
未就学の子どもたちからお年寄りの方まで、幅広い年齢層の方が本を手にとってくださり、借りて行かれる方もいらっしゃいました。また、知らない本に触れる子どもたちの素敵な笑顔をみることもできました。まだまだ課題もありますが、地域の方とコミュニケーションをとりながら、現地のニーズに合わせて本の種類を増やすことや、貸し出しの手順を明確化するなど、よりよいものにしていけるように頑張っていきたいです。また、さらに多くの方に移動図書館を利用していただけるような取り組みを企画していきたいです。

藤井 美希

平成29年1月20日(第1報)のキャンパス日記はこちら

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