本学では、熊本地震の発生直後に学生から救援・支援活動をしたいと多くの声があがり、学生が運営する「学生復興支援委員会」が発足されました。これまでに募金活動や被災地でのボランティア活動、福祉避難所でのボランティア活動などを行っており、大学としてもこの学生の活動を全面的にサポートしています。
そんな中、本学の活動を支援したいとの申し出をアメリカの企業であるQualcomm社様(アメリカサンディエゴに本社のある半導体の開発を行う会社)からいただきました。九州に唯一の赤十字の大学として、今後も長期的に熊本の復興支援に携わっていきたいと考えておりましたので、このたびこの助成金を受領する運びとなりました。本学学生の活動に賛同いただき、ご支援いただきましたQualcomm社様には心より感謝申し上げます。
地震発生から6か月が経ちましたが、被災地では倒壊した家屋がそのままの状態であったり、多くの屋根にブルーシートがかけられていたりといった光景が見られます。
また、多くの方が避難所や仮設住宅での生活を余儀なくされており、復興までにはまだまだ長い時間がかかることを物語っています。この助成金を熊本復興支援活動に活用することで、被災者の方の生活が少しでも豊かになること、また学生自身が活動から多くのことを学ぶことができることと期待しております。
今年度も後半に入り、学生たちもまた新たな支援活動を予定しております。本学全体で熊本の復興のために全力で取り組んでいく所存です。
記:財務課