今回、私たちは2015年9月18日から10月4日までの16日間、学部2年生3名が本学と協定校であるアイルランガ大学の短期留学交換プログラムに参加しました。目的はインドネシアと日本の医療現場の違いを知ること、同世代の学生と文化交流を行うこと、国際学生フォーラム(学生の英語による発表・ディスカッション)に参加することでした。目的を達成するために、HIV/AIDS病棟、小児病棟、老人介護施設、訪問看護、ハンセン病施設を見学したり、看護学生たちと一緒に授業を受けたり、10月3日に行われた国際学生フォーラムで発表しました。
医療現場での見学においては、特にハンセン病やHIV/AIDSに罹患している患者のケアを見学もでき、日本ではなかなかできない貴重な体験をさせていただきました。
大学内では授業に参加し、英語で授業がおこなわれ、学生の英語力の高さに圧倒されました。授業後ではたくさんの学生とも交流でき、学生と親密にコミュニケーションを図ることができました。
国際学生フォーラムでは、”Contribution of Nursing Students to Face International Free Trade Era”というテーマで、インドネシアと日本だけではなくオーストラリア、ミャンマー、パキスタンの他の国の学生も参加しました。発表後、各国文化紹介の際、私たちは浴衣と甚平を各自で着て、日本茶と和菓子の紹介を行いました。さまざまな質問を受け、多くの人に興味を持ってもらうことができたと思います。さまざまな国の学生とコミュニケーションをとることができ、異文化理解を深めることができたと思います。
今回のプログラムでは、参加者全員が2年生ということもあり、英語力の低さだけではなく看護の知識の少なさも身に染みて感じるきっかけ、そしてこれから学んでいく意欲を刺激するものになりました。この経験を生かして、今後の勉学に励んでいきたいと思います。インドネシアでの生活を支えてくださったアイルランガ大学の教職員・学生の方々に深くお礼申し上げたいと思います。
Terima Kasih(インドネシア語でありがとうございます。)