本学では4年生を対象に、就職活動セミナーを定期的に開催しています。
2月の第1回就職活動セミナー(導入)に続き、今回は福岡県若者しごとサポートセンターから講師をお招きして面接対策を行いました。
面接は個人面接と集団面接、グループディスカッションが主体ですが、近年ではグループワークなどがあるとのことでした。面接というと、漠然とただ自分をPRすれば良いのでは?という思い込みがありました。しかし、面接の手法によってその目的は異なることを知り、実際に面接官は受験者のどこを、何の目的で見ているのかなど、具体的なポイントを示していただきました。特に複数で行う面接の場合、自身だけが目立てば良いだけではなく、他の受験者との協調性や親和性、チームワークが非常に重要であることを学びました。
講義後、これらのポイントを踏まえ5名の学生が模擬集団面接を受けました。あらかじめ志望動機や自己PRなど質問に対する回答を準備して臨みましたが、緊張と不慣れさから言葉が詰まったり、尊敬語や謙譲語の区別ができなかったり、普段の口癖が思わず出てしまったりと自分の考えを上手く伝えることができませんでした。その緊張感は、見守っていた学生側にも伝わったようで、参加者全員が真剣な面持ちでやりとりを見つめていました。
今回のセミナーでは、模擬面接を通して自分自身の見直すべき点が明確になっただけでなく、今後は自分自身と向き合い、自己分析を行って自分をより客観的に知ることが重要であるということを学びました。また、面接は自分をPRする絶好の機会だといえます。そのため面接官にどう印象付けるのか、そこも重要なポイントであると実感しました。
これから4年生は看護職としての将来像を見据え、それに基づき就職活動を行っていく時期に入ります。このような機会を通して、学生一人ひとりが就職試験に備え、第一志望の病院に合格するべくより一層励んできたいと思います。