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就職・進路

授与される学位・取得可能な資格

修了要件

修士課程に2年以上在学し、専攻領域毎に設定された所定の科目について保健コース及び看護コースは30単位以上、CNSコースは42単位以上、助産教育コースは58単位以上を修得し、且つ、必要な研究指導を受けた上、修士の学位論文を提出して、その審査及び最終試験に合格することが修了の要件となります。
なお、CNSコース及び助産教育コースは、「特別研究」に代えて、「課題研究」が課されます。

「特別研究」とは、学術的および社会的意義のある主題を取り上げ、その主題を先行研究において位置づけ、主題にふさわしい方法によって検討し、学術的にも社会的にも意義のある成果を創出した研究論文です。
「課題研究」とは、臨床現場において問題解決が必要な課題を取り上げ、その課題に関連する先行研究を踏まえて、課題解決の具体的方策を事例研究や文献研究などによって検討し、社会的貢献をなす、あるいは普及的意義を持つ成果を創出した研究報告です。

学位の授与

課程修了を認定された者には、以下の学位が授与されます。

                     
修士(保健学) 保健学コース「国際保健」領域を履修した者には「修士(保健学)」の学位が授与されます。
※平成28年度以前入学者は保健学コース「世界の健康危機管理」「ヘルスプロモーション」領域の
 履修者
修士(看護学)看護学コース「生涯発達看護」「広域看護」「基盤看護」領域、CNSコース「クリティカルケア看護」「在宅看護」領域、助産教育コース「助産教育」領域を履修した者には「修士(看護学)」の学位が授与されます。

取得可能な資格

1)助産師国家試験受験資格
「助産教育コース」(平成28年度以前入学生は「生涯発達看護領域(助産分野)」において、所定の講義演習科目・実習科目を単位修得した者は、修了時に、助産師国家試験受験資格が取得できます。

2)受胎調節実地指導員の資格
受胎調節実地指導員は、母体保護法第15条に基づき、認定講習会の課程を履修したのち、各都道府県に申請をすることで取得できる資格です。
「助産教育コース」(平成28年度以前入学生は「生涯発達看護領域(助産分野)」は、福岡県知事より受胎調節実地指導員認定講習を実施する施設として認定されています(保健師・看護師・助産師免許いずれかの取得者が対象)。
助産師国家試験受験資格に必要な科目を履修し単位を修得することで受胎調節実地指導員が取得できます。

3)新生児蘇生法「一次」コース
標準的な新生児蘇生法の理論と技術に習熟することを目的に、日本周産期・新生児医学会の新生児蘇生法(NCPR)普及事業である公認講習会を開催しています。講習会受講後、試験に合格し所定の手続きを経て「新生児蘇生法終了認定」を得ることができます。


進路モデル・修了生の進路

本学大学院の修了者には、保健医療の現場や高等教育・研究機関等、社会の幅広い分野において指導力を発揮しながら活躍することが期待されます。

進路モデル

  • 国内外の災害等への緊急援助や人道援助活動でリーダーシップを発揮する
  • 保健医療福祉施設・保健福祉行政機関などで高度な実践および管理・教育を行う
  • 病院、訪問看護ステーション等で専門性を生かし高度な看護実践、指導を行う
  • 病院等での看護管理、看護教育活動でリーダーシップを発揮する
  • 大学等における教育・研究活動に従事する
  • 大学院博士課程へ進学する
  • 病院・助産所等で助産師業務に従事する

修了生の進路

  • 医療機関において、看護管理者や看護教育担当者として活動
  • 保健医療の現場でジェネラリストとして活動
  • 国内外の災害等への緊急救援や人道援助活動
  • 大学等の教育・研究施設にて教員として活動