上田奨学会献花式・奨学金貸与式を行いました

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上田米蔵翁は、1958(昭和33)年、本学の前身である福岡赤十字高等看護学院(後の福岡赤十字看護専門学校)の創設時に多額のご芳志をご寄贈くださいました。その後1968(昭和43)年に上田奨学会を設立され、福岡の赤十字看護師養成にご尽力いただきました。
これに謝意を表し、日本赤十字社福岡県支部に上田米蔵翁銅像が置かれました。2009(平成21)年からは本学正面玄関のロータリー横に移転され、今も若き看護師たちの未来を見守ってくださっています。

この上田米蔵翁のご偉功に敬意を表すべく、本学では毎年銅像前にて献花を行っています。今年は7月8日に献花式を行い、米蔵翁のご令孫である上田奨学会理事長上田康藏氏と同会常任理事を務める本学学長田村やよひが献花しました。

献花式の後には上田奨学金貸与式を行いました。これは、上田奨学会より本学大学院1年次に在学する者に対し貸与されるもので、建学の精神である人道に基づく看護を実践し得る専門家の育成を目的としています。経済的理由により修学が困難であっても、将来、看護分野において、社会に貢献する積極的な意思があれば、奨学金を借り受けることができます。

今年は、上田康藏理事長より本学大学院生2名に奨学金が貸与され、激励の言葉をいただきました。授与者からは、お礼の言葉と研究に向けての抱負が述べられました。

記:学生課