開催日20130116
テーマ3年生選択科目「国際保健・看護Ⅱ」の海外研修報告
講師「国際保健・看護Ⅱ」海外研修 参加学生

3年生選択科目「国際保健・看護Ⅱ」の海外研修報告

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2013年1月16日に、本年度の国際 保健・看護Ⅱの研修で 私たちがブータンに行って実際に見たことや体験したことを多くの人に知ってもらいたいと思い、「国際看護Ⅱ 海外研修報告―幸せを求めるブータン王国、タイ王国を訪ねて得た私たちの学び」というテーマで本学3年の学生6名はランチョンミーティングを開催しました。

発表は、ブータン 王国の概要、私たちが実際に見て感じたブータンの特徴、保健活動・文化交流、海外研修を通しての学びを中心に 行いました。

ブータンでは、物質的な豊かさだけではなく、地域とのつながりが深いことや友達・家族と過ごす時間をとても大切にし、その時間を幸福だと感じる精神的な豊かさを追求しており、そのことが 「幸せの国」と言われる根拠となっているのではないかと考えました。また、ブータンの民間クリニックでは、「患者を自分の家族と思って接することが大切であり、患者を第一に考えられないような人は医療や看護分野の職業を選択するべきでない」と考えられており、医療や看護の面でも精神的な豊かさが追求されていました。

ほしいものを手に入れるといった物質的な豊かさによって幸福を感じる価値観を持った私たちにとって、それよりも精神的な豊かさを大切にし、自ら幸福を追求していくブータンの人々の暮らしや考え方はとても刺激的でした。物質的に豊かになってきたのと同時に地域のつながりが薄くなっている日本の社会の中で、少しでもブータンの人々のように身近にある幸福を感じられるように、“精神的な豊かさ”の感性を磨いていきたいと思います。