開催日20151023
テーマ米国でまなぶということ―私の学んだ米国の大学院教育
講師カリフォルニア大学ロサンゼルス校UCLAメディカルセンター摂食障害思春期専門病棟 看護師 安田真佐枝氏

米国でまなぶということ―私の学んだ米国の大学院教育

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<アメリカの医療現場の講話の様子>
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<アメリカの勤務体制の講話の様子>

第7回ランチョンミーティングでは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校UCLAメディカルセンター摂食障害思春期専門病棟で看護師として活躍している安田真佐枝氏をお迎えし、「米国でまなぶということ―私の学んだ米国の大学院教育」という演題でお話をいただきました。

安田氏は聖路加看護大学卒業後、看護師として5年以上のキャリアを積んだのち、専門性を高めるため、アメリカテネシー州バンダービルト大学看護修士課程に留学されました。多様性に富む国アメリカでも州の風土により留学生への対応や受け入れ体制が整っていないことに気づき、より良い学習環境を求め、オレゴンヘルスサイエンス大学に編入後、修士課程を修了されました。その後、一旦帰国し、勉強の継続と看護師としての仕事再開のため、再度アメリカにわたり、オレゴン州立病院、大学付属病院、カリフォルニア大学ロサンゼルス校メディカルセンターを経て、現在のポストに至り、アメリカで学ばれた摂食障害などに関する知識を、執筆や講演会活動を通じて広めておられます。

また、ご自身のこうした経験から、英語の学習方法や英語検定合格対策、留学計画に必要な情報収集や、学部・大学院コースや就職先の選択などについても話されました。さらに、留学や外国人看護師活動に伴う異文化や言葉の壁が勉学や職業にどのように影響するかということや、最終目標に向かって計画を立て直す柔軟性についても述べられました。

国内外で活躍できる看護師を目指す本学学生には「5年後の自分はどうなっていますか?」「どうなってほしいですか?」「10年後はどこで何をしているのか常に考えて自分の歩みたい道を描いて下さい」などの貴重なアドバイスをいただき、大変有意義な講演会となりました。