開催日20151109
テーマ災害における看護師のしなやかな使命感
講師本学学部1年生 永翁華歩, 2年生 吉田恵

災害における看護師のしなやかな使命感

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2015年9月10日、大学間連携共同教育推進事業の研修会として行われた兵庫県災害医療センターの研修に本学学部2年生、1年生の2名が参加し、災害における看護師のしなやかな使命感について学びました。その研修内容と私たち学生が研修を通して得られた学びを伝えることを目的に第9回ランチョンミーティングを開催しました。

研修先となった兵庫県災害医療センターは、1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災時の初期対応の遅れから、高度な救急医療を提供できる施設と救急医療の司令塔となれる機関として2003年に誕生しました。通常は高度救命救急センターとしてドクターカー・救急ヘリによる患者の受け入れと兵庫県内の災害救急医療情報指令センターの管理や運営を行っており、いつ大規模な災害が起こっても対応できるように訓練(DMAT研修を含む)などを実施しています。災害時には兵庫県内で災害医療の情報指令センターとなり、被災者の受け入れはもちろんのこと、他の病院の患者受け入れ状況を確認しながら高度な災害医療の初期対応を行います。

研修では、実際に災害医療に携わる看護師の体験談を聞く中で、「勉強は机の上だけで行うものではない」という言葉に共感を覚えました。
それは、私自身も以前から考えていたことであり、たとえば災害時に救護チームを作る際、初めて会う人と組むこともあるため、誰とでも働くことができるコミュニケーション能力を身に着けておくことが大切であって、この人と関わるということは机上の勉強では得られない経験によっても培われていくものだと考えているからです。

今回のランチョンミーティングで研修内容を報告し、大学在学中に様々な活動に参加して自らが看護について考える時間を作ることの大切さを再確認することが出来たと思います。
今回の活動にご協力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。