開催日20160608
テーマ本学国際看護実践研究センター アドバイザーの東浦洋先生をゲストスピーカーに迎え第4回ランチョンミーティングを開催しました
講師本学 国際看護実践研究センター アドバイザー 東浦 洋 氏

本学国際看護実践研究センター アドバイザーの東浦洋先生をゲストスピーカーに迎え第4回ランチョンミーティングを開催しました

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<ご自身の経験を語る東浦先生>

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<東浦先生の話に聞き入る学生たち>

平成28年6月8日、今年度より本学国際看護実践研究センターのアドバイザーに就任された東浦洋先生をゲストスピーカーに、ランチョンミーティングを開催しました。

演者にご自身の日本赤十字社における国際活動を中心に、学生に語りかける形で問題提起していただきました。冒頭での自己紹介のあと「自由に質問してください」との演者の言葉に、学生からは反応がありませんでした。そこで「本学に入学した理由に赤十字や国際があったか」を問われました。少しずつ雰囲気が和み、学生からの質問が出始め、それに答える形で話が進みました。

これまで命の危険を感じたことはあるかとの学生の質問には「ビアフラ問題でのアフリカ出張時やアフガニスタンでの飛行機の着陸など命の危険を感じたことは多い」とのご経験を語られ、また、なぜ赤十字社に入社したのかとの質問には「赤十字への入社は偶然だが、入社直後によど号ハイジャック事件が起き、本社の一部が対応に追われていた様子から問題提起を行い、それを契機に、国際部に配属された」との回答がありました。

そのほか、どのように英語を習得したかとの質問には「自分がしたいことを明確に持っていると、英語が上手ではなくても発言を聞いてもらえる。積極的に発言する中で英語が身に付く」とのアドバイスがあり、将来海外で働きたいと考える学生の質問に対して「日本の看護師は目線が現地の人々に近いため対等な立場で仕事をしやすい。しかし現地の人々と親しくなり過ぎ規範を越えても気づかない問題がある」「開発を進める際は現地の人々が何を考え何処に向かおうとしているかを理解することが大切だ」などのコメントをいただきました。