本学の学士課程では、看護を人と社会との相互作用により最適な健康状態を実現する働きと考え、ディプロマ・ポリシーに掲げる力を修得させるために、赤十字の理念を基盤として『基礎科目』、『専門科目』を体系的に編成する。■ 教育課程の編成と教育内容人間の生命と健康、尊厳を守るという赤十字の理念を、国内外のあらゆる状況下における看護実践に具現化し、その実践から学び続けることのできる人材を育成するために、『基礎科目』と『専門科目』を以下の通り配置し、体系的、段階的に学修できるように編成する。『基礎科目』は、専門科目の基盤となる力を涵養するために、高校から大学での学びにつなぐ初年次科目、大学での■学びの礎となる科目、豊かな人間性を育む科目から構成する。具体的には、人間の多様性や生命・健康について理解を深めるための科目、人々が暮らす社会を幅広く理解するための科目、論理的思考を育成するための科目、赤十字や災害・国際関連の科目を配置する。『専門科目』は、赤十字の理念に基づき、看護を基礎から統合へと発展的、創造的に学修できる構成とする。「看護■の基礎」は、人間の生命と尊厳を守り、最適な健康状態を実現するという看護の本質を学ぶための科目群として位置づけ、基本となる概念やあらゆる看護場面に共通する援助方法の基本を学ぶ講義・演習・実習科目を配置する。「看護の実践」は、「看護の基礎」を土台に、多様な場での、あらゆるライフステージ、健康状態にある人を、取り巻く環境(社会)との相互関連の中で捉え、必要な看護を計画・実践・評価する力を育成するための科目群で構成し、看護学の専門知識と対象の特性に応じた援助方法を段階的に学修するための講義・演習・実習科目を配置する。「看護の統合」は、『基礎科目』と『専門科目』を統合する科目群として位置づけ、自己のキャリアデザインを描き専門職として生涯を通して学び続ける力と、柔軟な発想で看護を探究する力を育成するための科目を配置する。「保健師課程(選択)」は、3年次前期に選択を決定し、3年次後期より必要な学修科目を配置する。本学の特色を示す「赤十字」「国際」を具現化するための科目を基礎から発展的に学修できるよう配置する。赤十字の理念や基本原則に基づき、国や文化、社会状況の異なる場面や災害時においても、適切な看護を実践できる力を育成するために、1年次より赤十字、災害看護、国際関連の講義・演習科目を段階的に設定し、専門科目と関連付けて学修できるよう配置する。08■アクティブラーニングを基本とした学修機会を提供し、初年度から主体的かつ自律的な学びを支援する。人間への支援に必要な知識・技術・態度を修得させるために講義・演習・実習を密接に関連づける。赤十字関連施設や地域と連携し、自己の関心や課題に応じて看護の専門性を探究する機会を提供する。学生が自ら学修計画を立て、思考、感情、行動を内省しながら、継続的に学べるよう支援する。人や社会との有機的な繋がり及び学びの質や機会を充実させるために、デジタル技術を活用する。(1)(2)(3)(4)(5)科目の成績評価GPAによる評価ジェネリック・スキルに示す力の到達度に対する評価科目の到達目標に対する自己評価ディプロマ・ポリシーに示す力の到達度に対する評価■ 教育方法(1)(2)(3)(4)(5)■ 学修成果の評価学生の学修成果の評価については、直接評価及び間接評価による様々な指標を用いて、多面的に評価し、可視化する。●評価指標カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針)
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