日赤看護大学デジタルパンフレット2025
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Yuko Ikematsu日本赤十字九州国際看護大学学長池松 裕子05学長・学部長メッセージ苦しむ人の力になれる看護職を目指して。本学は、2001年に赤十字の理念を体現できる看護職を養成することを目的として、日本赤十字学園6大学の一つとして開学いたしました。日本赤十字社の使命は、苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ることです。本学では、この使命を果たすために必要な能力を身に着けるための学修をします。すなわち、人が苦しんでいることに気づく感性を磨き、人を救いたいという正義感を育て、いのちや健康、尊厳についての知識を身に着け、それらを守ることのできる技術を習得します。そのために吟味したカリキュラムを編成し、経験豊富な教員を揃えています。特に、アカデミックアドバイザーは学業のみならず生活全般の支援をトータルに行い、大学生活4年間をきめ細かに指導します。また、Society 5.0を見据え、学内のDXを推進しており、電子テキストの導入やさまざまなマニュアル類の電子化を進め、学生がいつでもどこでも学べる環境を整えつつあります。さらに、高機能シミュレータやVRによる体験学習によって看護職に欠かすことのできない臨床能力を培うことができます。そのほかにも、国内の赤十字ネットワークや海外の連携協定校との交流、地元宗像市におけるボランティア活動などを通して、豊かな人間性と国際感覚を備えた人材の育成に努めています。これら、恵まれた環境での学修を終え、看護師・保健師(選抜制)国家試験に合格すると、全国の赤十字病院をはじめとする医療施設や保健・福祉施設におけるキャリアをスタートできます。さらに学業を深めたい方には大学院進学の道も開けています。なかでも、本学大学院における助産コースでは、内部進学制度を設けており、一般の大学院入学試験に先駆けて進路を決定することができます。このように、国内外において、苦しむ人たちの力になる看護職を目指し、わたしたちと一緒に研鑽しましょう。皆様のご入学をお待ちしています。

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