日本赤十字九州国際看護大学

大学教育再生加速プログラム(AP)

 

ごあいさつ

ごあいさつ

田村 やよひ 日本赤十字九州国際看護大学 学長

田村 やよひ 
日本赤十字九州国際看護大学
学長

 日本赤十字九州国際看護大学は2001(平成13)年、学校法人 日本赤十字学園が設置する4番目の看護大学として誕生し、以来1,400名を超える卒業生を輩出してまいりました。本学は赤十字の「人道」の理念を基調としたカリキュラムにより、人間のいのちと健康、尊厳を守る看護を国内外を問わず提供できる看護職者の育成を目指しております。
 本学では開学して10年を経たころより、看護学教育を取り巻く環境の変化、学生の変化などに鑑み、教育改革を精力的に推進してまいりました。その過程で、平成28年度文部科学省大学教育再生加速プログラム「テーマⅤ 卒業時における質保証の取組の強化」に採択され、さらに力強く改革を進めているところです。
 この取組は、学生にとっては夢・目標の実現に向けた大きな力になり、大学にとってはより細やかな教育指導体制の構築を図ることができると考えております。また、現在6割近い学生が就職する赤十字病院と連携することにより、学部教育から卒後継続教育までを継ぎ目なく実現し、高い実践力を有する看護専門職者の育成に貢献できると考えております。折々には本事業の成果を社会に発信しながら、全学一丸となって事業に取組んでまいります。

髙橋 清美 AP実行委員長

髙橋 清美 AP実行委員長

 2016年度より始まった大学教育再生加速プログラムテーマ Ⅴ(卒業時における質保証の取組の強化)は、今年、最終年度を迎えました。本学ではこれまでに、多元的評価指標としてDPルーブリックの作成、就職先との協働による「看護職キャリアパス基礎スケール」の開発、外部テスト(PROG)の導入等により、成績評価と学生による自己評価を多元的に掌握できるポータルシステムの導入に取り組んできました。これらのことによって、30名のアカデミックアドバイザー教員は、入学から卒業までひとりひとりの学生に対して、個別性を踏まえたきめ細やかな学修支援、生活支援、キャリア支援が行えるようになりました。多元的評価としては他にも、卒業時、就職後1年目と3年目の卒業生に対する追跡調査、アクティブ・ラーニングによる授業改善を図る仕組みとして「Good アクティブ・ラーニング賞」の創設と授業公開の推進、これらを通して教育の評価と改善に取り組んでいます。
 本事業は、カリキュラムのPDCAサイクルを常に機能させ、組織的な教育活動の展開を図る重要な役割となっています。卒業時におけるディプロマ・サプリメント(学位証明書補足資料:DS)の発行により、社会(病院、地域等)が卒業生の学修成果を評価し、適切な現任教育に繋ぐことができるようになるため、着々と準備を進めています。生涯を通して学び続け、成長し続ける看護人材を育成するために、しっかりと進めていきたいと存じます。

日本赤十字九州国際看護大学 
〒811-4157 福岡県宗像市アスティ1丁目1番地 
TEL0940-35-7001

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