11月18日(月)、4年生の選択科目「看護政策」の最終授業では、4年間見て考え体験してきた看護“界“に対し、政党を立ち上げ、変革のマニフェストを掲げる演説(政見発表会)を開催しました。
以下、科目担当者である柳井圭子(看護学科:教授)より、発表会の様子についてです。
現在の日本における保健医療福祉行政の課題解決に向けた政策提言を行う基礎能力を修得することが、授業の目標です。演説(発表)は、各政党(3名から4名のグループ)の持ち時間は10分です。他の政党による議長が発表の進行と時間の管理を行い、発表、質疑応答・意見交換を行います。発表会の終了後、指示する政党に一票を投じます。
さて、準備が整ったところで、各政党の演説開始です。発表の様子の一端が写真に収められておりますよう、途切れることなく、手上げが行われ、説得力のある演説とそれに対する厳しい質問、多方向からの意見、そしてより具体策を精緻するよう温かい助言等がなされました。スムーズなグループ交代は、盛り上がった熱気を下げません。投票後、結果の公表、最後に皆で健闘を称えあっています。
以上の当日の報告に加え、主催者として、総評です。
看護政策では、よりよい看護を提供するための制度設計(仕組み)を学び、自らがその一員として、職場の改善・改革、研究を通じて、参画していくことを伝えてきました。しかし、想定を越えた学生の潜在能力に感嘆しております。提言された目標に向け、道を固め広げていかれることでしょう。「ひとりを看る目、その目を世界へ」 本学の教えはここでも発揮されています!
政党は、3~4名の構成員で、6党結成され、それぞれのマニフェストは次の通りです。
政党名 | マニフェスト |
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休み隊 | 看護師の長期休暇の義務化 |
教育維新の会 | 看護師の教育システムの向上を目指して |
サカモ党 | 看護師のサービス残業を減らそう |
矢野党 | 新人看護師の離職を0(ゼロ)に!! |
たかまろ党 | 看護師の免許更新を実施する |
おっとっとっとっとっとっとっとっ党 | -看護の質向上から,賃上げへ- P-VISON ~看護職PPAP大作戦~ |