地島で防災・減災教室を実施しました!

2月26日に宗像市地島地区の自治会長様をはじめ島の中心人物の方々11名に参加していただき、防災・減災教室を開催いたしました。

この活動は、昨年から参加している「大学生による宗像まちの課題解決プロジェクト」の一環として実施したものです。昨年は防災教室を開催するために地島がどのような地域であるのか地区踏査を行い、今年は今回の教室開催に向けて島民の方に「今、必要な情報は何か」をメンバー全員で検討してきました。

この教室の特徴として、普段から島民同士のつながりが強いという地域特性を活かし、離島であるため災害時に必要な支援を受けるまでに時間を要するという弱みを島民自身の自助力・共助力で補い、今後来る災害に向けて離島ではどのような備えを行えばよいのかなどについて学生間で考えていきました。その中でも特に災害時の食事の備えについて焦点化し、教室を行いました。

今回の防災・減災教室に対して、島民の方々からは「もう一度防災・災害について考えたい」という声や「ローリングストックについて学ぶことができた」「今度は島民全員を対象として防災教室を実施してほしい」などといった感想が聞かれました。

今回の活動を通して、教室開催に向け企画を立案していくことや住民の方とのスケジュール調整などで上手くいかない場面もありましたが、無事教室を開催することができました。また、住民の方の行動の変化を起こすためには念入りな地区踏査と準備が必要なことも実感できました。私たち自身も災害について考える機会になり、学びの多い活動となりました。

今後は、島民全体の自助力の向上に結び付けることができるよう、島民全員を対象とした防災・減災教室を開催したいと考えています。

教室内でのメンバー集合写真
教室内でのメンバー集合写真
ローリングストックについて説明
ローリングストックについて説明
地区踏査へ行くときのフェリー内
地区踏査へ行くときのフェリー内
避難所の昇降機を体験
避難所の昇降機を体験
地区踏査の様子
地区踏査の様子
防災教室の試食品を準備
防災教室の試食品を準備