第48回フローレンス・ナイチンゲール記章受章記念講演会に参加しました

第48回フローレンス・ナイチンゲール記章を受章されましたペシャワール会PMS支援室長兼院長補佐の藤田千代子氏の記念講演会が開催され、本学の学生19名がボランティアで参加しました。

第一部は、本学の名誉学長であり現在は公益財団法人笹川保健財団会長の喜多悦子先生を座長に、藤田氏の「フローレンス・ナイチンゲール記章を受章して~わたしの歩んできた看護の道程」のご講演で、故中村哲先生とともに歩まれたハンセン病患者の治療、病院設立、アフガン難民支援、そして緑の大地計画事業等について、長きにわたる現地の人々とともに歩んでいらっしゃった貴重なご活動の話を伺いました。

第二部では、藤田氏とのフリートークに本学の学生4名(2年2名、4年2名)が参加しました。学生たちからの質問に藤田氏の国際支援・看護への熱い思いやご自身のストレス解消法などのお話を伺うことができました。フリートークに参加した学生は、「赤十字の学生としてこのような機会に巡り合えましたこと、とても嬉しく光栄に思います。講演を聞き、海外で活動することの難しさ、そして言語だけではなく文化の違いによる医療を提供することの難しさを実感しました。しかし、その中でも互いの文化や考え方を尊重し、家族や大切なものを分かち合える、また伝え合える喜びも知ることができました。海外で看護をすることを目標としているため、もっと勉学に励み、主体性を持って行動したいと思いました。」、「フローレンス・ナイチンゲール記章受章記念講演会という栄えある式典に参加させていただいたことで、今まで国際開発論等の授業を受講して学んだ医療だけでなくその国の背景を理解し、本当に必要な援助を行うことと、国際活動の実際が自分の中で結びついたように感じました。また、私自身も将来海外で働くことを目標としている中で、さらに精進してまいろうと強く思うことができました。」と感想を述べていました。

講演会に臨席した小松浩子学長は、「目の前にいる人々の苦しみを自分の家族の苦しみと捉え、心からのケアを行っていく」という藤田氏のケアの信念に感動を致しました。看護を学ぶ学生の皆さんにとって、そして私にとって、生涯忘れることのできない言葉になりました。」と貴重なご講演を拝聴する機会をいただいたことに謝意を表しています。

2022.10.19_ボランティア参加した学生と藤田氏
ボランティア参加した学生と藤田氏

2022.10.15_ナイチンゲール記章記念講演_花束贈呈
花束贈呈

2022.10.19_藤田氏とフリートークをした学生
藤田氏とフリートークをした学生