修士課程1年前期を振り返って

十数年ぶりの学生生活への期待と不安を抱えて迎えた入学式から半年が過ぎました。

私にとっての修士課程1年前期の半年間は、目まぐるしく過ぎた有意義すぎる日々でした。頭をフル回転させながら学修し、仕事との両立に必死でした。課題を目の前にして思考が停止したり、課題提出の締切が切迫して同級生をハラハラさせたりしたこともありました。

しかし、目まぐるしく過ぎていく日々は、濃厚で有意義な日々でもありました。学ぶことの面白さを感じたことと、先生方や同級生との出会いがそう思わせてくれました。

私はこれまで、“看護とは?”とじっくり考える機会を持ってきませんでした。修士課程で日々の看護実践を学問として論理的に考えるなかで、看護の奥深さを強く感じました。私が専攻している看護教育についても、熟考したり、新たな知見を得たりするなかで、「教育って難しい」という漠然とした思いが、「もっと知りたい」という思いに変わってきました。どの授業を思い返しても、とても興味深く有意義な時間だったと感じています。

有意義な半年は、新たな出会いによるものでもあります。今年は対面授業ができましたので、先生方の熱量を直接感じながら授業を受けることができましたし、これまで先生方がされてきた研究について伺い、自身の研究へのヒントを得ることもできました。また、他施設で働く社会人の同級生や、職場では“新人看護師さん”として出会う年代の同級生と、同じ立場で話せることは本当に貴重で、私のモチベーションになっていると感じます。

後期は、授業と並行して、研究計画書の完成にむけてさらに濃厚な日々を過ごすことになります。先生方の助言や先輩方の経験を伺いながら、同級生と助け合って、知見をさらに広げていきたいです。この半年で自身のタフさにも気付きましたので、体調管理に努め、元気に楽しく学修していきたいと思います。

基盤看護(看護教育) 竹下 恵美