学長室便りNo.3 キャンパスに鼓動を!

   With コロナの生活が2年余り続き、その影響は私たちの生活全般に広がっています。
我々の学び舎では、学生、教職員の協力のもと、学修機会の確保と、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策の徹底の両立に取り組んできました。私は、大学キャンパスの内外を歩き、キャンパスの息遣いを肌で感じることを日課としています。COVID-19が猛威を奮っているときは、学生の皆さんの姿が消え、キャンパスは静まりかえります。このような時、とても寂しい思いになりましたが、皆さんがそれぞれの場所で、看護に対する学びをすすめていることを思い、その息遣いを感じていました。
   新入生を迎え、新たな年度を迎えます。Withコロナの生活はしばらく続きますが、豊かな実りある大学生活となるよう、感染対策を徹底し、できるだけ、「ライブ」の授業や実習が可能になるよう全学をあげて取り組んでいきたいと思います。大学は、多様な個性をもつ学生、教員・職員が日々顔をあわせて、勉学や課外活動、社会連携等を含むキャンパスライフを通じて、知識のみならず人と人との関り方を身に付けていく場です。それが大学で学ぶことの醍醐味であり、その中で生涯の友や師を得ることができるのだと思います。
   ことに、看護・保健・医療を学ぶ私たちは、看護学というプロフェショナルという立場から、病や痛み、苦悩を抱えている人々にかかわり、そのかかわりを通して自身も成長できるという学習の機会を得ることができます。人と人とがかかわることとでいのちを守り、癒しがもたらされるという学びを通して、みなさんの世界がより拓かれることを期待しています。
   Withコロナの生活ではありますが、アスティ1丁目1番地の大学キャンパスでは、学生、教職員、地域の皆様とのあたたかなかかわりが広がり、それぞれの人々の鼓動が伝わりあえる学び舎にしましょう!
                           学長 小松浩子
   

(※この内容は、キャンパス通信「一碧22号」に掲載したものです)