2021年度 学長室便りNo.1 本学における新型コロナウイルス感染拡大防止への取組みについて

本学における新型コロナウイルス感染拡大防止への取組みについて

 本学では、新年度が始まり、自然豊かなキャンパスで、皆様とともに、感染予防対策を徹底し、充実した大学生活をスタートさせたところです。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大はとどまっておらず、福岡県では、5月12日に、「緊急事態宣言」が発出されました。当面の間、授業に関しては、対面型の授業からオンラインによる授業へと移行を致します。なお、一部の演習や実習に関しては、実践能力の向上に重要な学修機会と考え、保健医療に携わる者として自律した感染予防対策を徹底し、実施する予定です。実施にあたっては、国や福岡県等からの要請、実習予定施設等関係機関からの大学への要望など、教育をめぐる状況に適切に対応しつつ慎重に進めてまいります。
 第4波の感染症拡大は、全国的な感染拡大の様相を呈し、若い世代や家族内感染も増えてきている状況です。学生ならびにご家族の皆様におかれましては、なお一層の注意喚起とともに、以下の点に留意して生活していただきたく、次のことをお願いいたします。

①不要不急の外出は自粛して下さい。
②集団での旅行、宿泊は自粛して下さい。
③マスクを外した状態では、他者との近距離での会話や食事は行わないで下さい。
特に、飲食時には会話を控え、飲食後の会話はマスク着用を厳守して下さい(黙食)。
④アルバイトを禁止します。
⑤都道府県をまたぐ出張や採用試験の受験については、その地域の感染状況を十分に踏まえ慎重に行って下さい。なお、その際も感染防止策を徹底して下さい。
⑥海外渡航については、原則禁止とします。やむを得ない場合は外務省の感染症危険情報に基づいて判断し、必ず事前に申請・届を提出して下さい。
⑦公共交通機関を利用する場合は、移動にかける時間を可能な限り短縮し、「3つの密」を回避するよう努めて下さい。
⑧健康管理表または健康管理アプリ(健康日記)による自己管理を徹底して下さい。症状がある場合は登校・出勤しないで下さい。

 看護を学ぶ学生としての使命と社会的責任のもと、社会の情勢に関心をもち、良識と節度ある行動により、感染拡大防止の生活を継続してください。「自分の命、そして大切な人の命を守る」ために、全員が危機意識を持ってこの難局をのりこえてまいりましょう。
 学生のご家族の皆様におかれましても、新型コロナウイルス感染拡大に向き合う本学学生ならびに教職員の強い意志をご理解の上、引き続き教育活動へのご理解とお力添えを頂ければ幸いに存じます。

2021年5月12日
日本赤十字九州国際看護大学
学長 小松浩子