学部4年生が客観的臨床能力試験(objective structured clinical examination: OSCE)を受けました

本学では、4年生を対象に「看護技術Ⅴ」という科目で「専門性のある看護職者として必要な知識・技術等の能力が身についているか客観的評価を行い、自らの課題解決に向けて取り組む」ことを目標に掲げ、看護OSCEに取り組んで2年目になります。4年生後期の最後の演習科目であり、看護の基盤、小児、老年、メンタルヘルスの教員で共同して各領域の特徴的な事例を作成しています。

学生は、リアルな場面をイメージしながら、事例の対象者に看護を提供しようと試行錯誤して演習に取り組みました。しかも学生は、試験当日まで何が出題されるのか知らされていないので緊張して練習を繰り返してOSCEに臨みました。

終了後の授業アンケートでは、「主体的・積極的に授業に取り組んだ」「今後の学習意欲が高まった」77%と高い評価でした。また「来年実際に勤務していく身として、とてもありがたい授業でした。分野毎の看護技術で様々な状態の患者さんをイメージして出来ました」という感想も聞かれ、今後は全学的な取り組みが必要と感じました。

科目担当:教授 大重 育美