本学大学院修了生が第46回フローレンス・ナイチンゲール記章を受賞しました

第46回(2017年)フローレンス・ナイチンゲール記章を、本学大学院看護学研究科1期生である伊藤明子氏が受賞され、8月2日東京プリンスホテルにて授与式が行われました。
フローレンス・ナイチンゲール記章は、傷病者の看護の向上に献身し、人道の精神のもとに近代看護の礎を築いたナイチンゲール女史の偉大な功績を記念し、赤十字国際委員会(ICRC)が看護活動に顕著な功労のある方に贈るもので、看護の分野では国際的に最も名誉ある章です。今回は22か国39名が受賞し、日本からの受賞者は伊藤氏1名のみでした。

伊藤氏は1980年に松江赤十字看護専門学校を卒業後、松江赤十字病院に勤務され、2002年には名古屋第二赤十字病院で看護師長兼国際医療救援課長として勤められました。2007年4月に本学大学院1期生として入学し、赤十字の看護について研究を深め、2009年3月に修了されました。現在は、名古屋第二赤十字病院で副院長兼看護部長として勤務されています。

1988年に国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の要請を受けてマレーシア国ビドン島にてベトナム難民支援に従事されたのを皮切りに、アフガニスタンやケニヤ等さまざまな紛争地帯で、各国・地域から派遣される医師、看護師等のメンバーで構成される赤十字の医療チームを束ねる事業責任者として数々の現場で指揮を執った経験を持つ日本人唯一の看護師であること、東日本大震災や熊本地震など大規模災害では、被災者でありながら昼夜問わず患者を受け入れていた病院支援のコーディネーターとして活動されたことが評価され、今回の受賞となりました。

伊藤氏には、今回の受賞を大学として心よりお祝い申し上げます。

在学生の皆さんも、先輩に続けるよう、より一層勉学に励みましょう!

第46回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式を挙行
http://www.jrc.or.jp/activity/nurse/news/170804_004901.html
(日本赤十字社ホームページより 写真転載、リンク許諾済)

2017.08.07皇后陛下お手ずから、伊藤副院長に記章が授与されました
皇后陛下お手ずから、伊藤副院長に記章が授与されました

企画情報室