教員の「大雨災害にかかる避難所夜間常駐およびこころのケア派遣」

7月5日からの福岡県の大雨災害に伴い、日本赤十字社は福岡県支部を中心に朝倉市内の避難所において夜間常駐及びこころのケア派遣を継続的に実施しました。本学からも7月27日(木)から31日(月)まで毎日1名の教員(看護師)を派遣しました。

派遣された避難所には100名弱の避難者が生活されており、高齢者および慢性病の管理が必要な方も多くいらっしゃいました。日中は避難所から被災した自宅の整備や仕事に出かけられ、避難所で休むという生活をされている方の中には、自宅整備の後、広範囲に皮膚障害が出現していた方もいました。また、避難所生活も長期となり、風邪症状や発熱を訴える方も多くなり、将来の生活への不安を口にされる方も増えていましたので、主な活動は感冒症状や発熱、便秘、不眠への対応、血圧測定、血糖測定、風邪の流行を防止し少しでも快適に過ごせるようにする環境調整すること、そしてこころのケアでした。

今後の生活を具体的に考える段階に移行しつつあり、健康管理とともに生活支援およびこころのケアへのニーズが高まると考えられます。今回の「避難所夜間常駐およびこころのケア派遣」は終了しましたが、私たちも1日も早く皆様が日常の生活を取り戻されるよう、引き続き支援する機会を持ちたいと思います。

文責:学部長