宗像市赤間西地区コミュニティにおける公衆衛生看護学実習

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<写真上:福祉会より活動概要の説明を聞いている様子>
<写真下:熱中症予防について話をしている様子>

血圧測定をしている様子
本学では大学4年間で、看護師免許のほかに保健師免許のための受験資格を取得することができる保健師課程を専攻することができます。保健師課程ではコミュニティにおけるヘルスプロモーション活動に必要な知識や技術を学びますが、その学修において公衆衛生看護学実習を履修する必要があります。平成28年度の実習期間は7月11~15日の1週間と、8月22日~9月23日の5週間になります。
7月の実習では宗像市の赤間西地区コミュニティの土穴福祉会福祉員による「高齢者の見守り活動」に参加させていただきました。土穴福祉会では平成19年よりこの活動を始められ、現在99名の一人暮らしのご高齢の方を対象に訪問活動を実施されています。今回、学生はこの訪問活動に同行しご自宅にお邪魔して血圧測定をしたりお話をお伺させていただいたりしました。地域の皆様の温かいご指導とご協力のもと、学生はコミュニティでの住民組織活動を学び、地域包括ケアシステム構築においても云われている「住み慣れた地域で最後まで自分らしく生活する」ための必要な自助・互助・共助・公助についても考察することができました。この模様は宗像市の取材を受け宗像市広報誌むなかたタウンプレス平成28年8月15日号に掲載されました。
8月22日からは市町村保健センター等で実習を行い、行政保健師にご指導いただきながら様々な課題と向き合って学習しております。実習修了後の成長が楽しみです。

記:科目責任者:乗越千枝