救急看護認定看護師教育課程を開講しました

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平成28年度の救急看護認定看護師教育課程を開講し、23名の研修生を迎えました。研修生は救急部門で実務経験6年以上の経験をもつ現役の看護師です。自らの知識や看護実践力を深化させ、救急の現場の問題解決のため自らの意思で学びます。そのカリキュラムは、認定看護師に必要とされる能力を育成するため、救急医療・救急看護の専門科目やシミュレーション、演習・実習を含む計675時間を、7か月間で履修します。講義だけではなく、一つの課題に対して意見を出し合い、意思決定しプレゼンテーションを行い評価をうける科目も多くあります。これらは医療現場におけるチーム力を高めるための意思決定をすることにも繋がります。そのため、対人関係やリーダーシップ論などの学びから自らの人間力を高め、看護実践を伝えていける看護師を目指します。
今年は開講前に熊本地震が起こり、研修生23名も自施設で何らかの支援活動を行い、中には被災しながら勤務し開講を迎えた人もいます。そのような緊迫した経験も共有しながら、救急に搬送される患者・家族にとって必要なケアを提供できる自律した看護師となれる研修を行います。