日本赤十字看護大学6大学学生交流会に参加してきました

1日目、アイスブレイキングによる自己紹介

1日目、アイスブレイキングによる自己紹介

 

サークル「DMAC」によるHUG(避難所運営ゲーム)グループ発表

サークル「DMAC」によるHUG(避難所運営ゲーム)グループ発表

 

8月10日、11日に日本赤十字豊田看護大学で行われた、日本赤十字看護大学6大学学生交流会に本学より3年生2名、2年生4名で参加しました。この交流会は、毎年、北海道・秋田・東京・愛知・広島・福岡の赤十字6看護大学の学生が集まり、ディスカッションなどを通して交流を深めるものです。今年6年目を迎えた交流会は、「赤十字の歴史と災害救護」をテーマにして豊田で開催されました。
1日目は、大学紹介やアイスブレイキングを行った後、日本赤十字豊田看護大学のサークルである「DMAC(防災サークル)」によるHUG(避難所運営ゲーム)を行いました。HUGは、もし自分が避難所の運営をしなければならなくなったら、避難してくる人々や出来事にどのように初期対応すればいいのか事例に基づいて考えていくゲームです。避難してくる人々の対応をしたり、救援物資が届いたり、トイレや駐車場の準備をしたりなど、様々なことが同時に起こり、全体を見ながら、全てに対応するのは非常に難しく、メンバーそれぞれが役割を持ち、お互いに声をかけ合い、協力することが重要だと感じました。その後、今回のゲームの中で困惑したことについて、どのように対応すればもっと良い運営ができたのかについて振り返りを行い、他のグループの様々な考え方に触れることができました。
2日目は愛知県犬山市明治村へ訪問し、赤十字の歴史について学びました。明治村には、博愛社が日本赤十字社と名を改めた当時、皇室から賜った建設資金で日本赤十字社中央病院病棟が建設されました。この建築には様々な面で工夫がされており、換気をしっかり行うために高床・二重床にしたり、採光を行うために窓の配置に注意を置いたりしていました。当時から医療現場としての環境作りが現在と変わらず行われていたことに感動しました。
今回の交流会で、私が最も印象に残っているのは、1日目のHUGというシミュレーションゲームを行ったことです。被災地で手当てを行うということは、単に医療活動を行うだけではないということを、このゲームで痛感することができました。また、このゲームを通して、避難所を運営していくことで、被災地にはどのようなことが必要なのかということを体験することができ、非常に充実した時間だったと思います。
今回この交流会に参加し、各赤十字看護大学の学生と様々な交流をすることが出来ました。また看護職を目指す仲間たちから多くの刺激を受け、もっと積極的に他の学生と交流し、多くの考え方に触れていきたいと思いました。