第45回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式に参加しました

フローレンス・ナイチンゲール記章授賞式会場にて記念撮影

フローレンス・ナイチンゲール記章授賞式会場にて記念撮影

 

日本赤十字社本社見学の様子

日本赤十字社本社見学の様子

 

8月5日(水)、東京プリンスホテルにおいて第45回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式が行われ、本学から7名が参加しました。今回看護師にとって最も名誉である賞の受賞の瞬間に立ち会うというとても貴重な体験をさせて頂きました。看護に携わる人であれば誰もが憧れるような賞だということもあり、看護学生の私たちも素晴らしい雰囲気を感じ取る事ができ、胸が熱くなりました。
授章式後の記念講演会では、「私の歩んできた看護への道程(みち)」というテーマで今回受章された惣万佳代子先生と山田里津先生の貴重なお話を聴くことができました。高齢者だけでなく、子どもや障がい者などの誰もが利用できる富山型デイサービスの生みの親である惣万先生のご講演では、デイサービスを作ったきっかけやその過程などをお話し下さいました。立ち上げの段階からも様々な困難や苦悩があったそうですが、たくさんの方が心も体も救われることが出来たのは惣万先生の誰もが地域で共に暮らせるように、みんなが一つ屋根の下で過ごすことが大切であるという思いがあってこそではないかというように感じることが出来ました。
「看護」を学問として立ち上げた山田先生の講演では「看護」がどのようなものであるかと考えていくきっかけとなるお話をして頂きました。印象的な言葉は「医学が命を守るものであるならば、看護は命を育むものではないか」という言葉でした。私たち看護学生もいつも「看護」とは何であるのを自分に問いながら学んできているのでこの言葉は私の心から一生消えることはないと思います。また山田先生は患者の病気を見ることではなく人間を見て、全人的に人と関わることの重要性を話してくださいました。
お二人とも看護への情熱が大きく誰かの役に立ちたいという思いがとても伝わってきて、改めてお二人の受賞を祝福する気持ちが沸いてきて、受賞の素晴らしさを感じ取る事が出来ました。
講演会終了後は、日本赤十字社本社見学を行い、赤十字について再学習する機会を持つことが出来ました。赤十字の理念などに憧れこの大学に入学し、今回見学をしたことにより初心に戻って入学当時の赤十字への熱い思いを思い返すことが良いきっかけとなりました。
私たち学生はまだまだ臨床経験どころか看護の勉強もまだまだ足りませんが、今回の経験を通してこれからの看護を背負う立場として、もっと努力しなければならないとういう思いを強くしました。今回のような貴重な体験をしたからこそますます看護の道を進む思いを大きくし、人々の支えになることのできる看護師になれるよう精進する所存です。