宮城県支部ボランティア活動に参加して

723
723_2

3月14日に宮城県支部が宮城県多賀城市で行う、仮設住宅において住民同士の交流を活性化する事を目的としている心のケア活動に1年生14名が参加させていただきました。1年生前期の科目である赤十字活動で宮城県支部を訪れたことがきっかけで心のケア活動を知りました。春休みを利用し赤十字の大学に通う大学生として出来ることを考え、今回私たちは住民の方との交流を目指して、本学のエイサーサークル「ゆいまーるのわ」によるエイサー(沖縄の伝統的な踊り)披露や手踊り講座の開催、桜の壁画の制作を行いました。住民の皆さんが笑顔で手踊りを踊ってくださった事がとても印象に残っています。宮城県支部の方からも「久しぶりにこんなに笑顔の皆さんをみました。」という感想をいただき、2月から約一ヶ月間全員でリハーサルを重ねた成果が上がったと思います。活動終了後には小学生と一緒に遊ぶこともでき、被災地の今をみることができた1日でした。
参加した学生からは、「ボランティアは自己満足でしかないと思っていたが、今回参加したことで自分がどんなに恵まれた環境で過ごしているのか、どれほど幸せなのかということが分かりました。」という感想や、「ボランティアに参加させてもらって、仮設住宅に住んでいる高齢者の方は元気な人が多いと感じた。今後被災地がどのように復興していくのか知りたいと思ったため、また来たいと思った。」という感想が寄せられました。
このように参加した学生にとって、素晴らしい経験が出来た活動となりましたが、今回の活動では住民同士の交流を活性化するという点について課題が残りました。参加者にとっての「イベント後のご近所さんとの話のきっかけ」となる会話は、スタッフが複数の参加者と共に会話し、参加者同士の会話をサポートする必要もあったのではないかと思います。今後の活動に生かしていきたいです。
最後に今回の活動の場を提供してくださいました、日本赤十字社宮城県支部の方々、未熟な私たちを最後までご指導してくださった先生方、ゆいまーるの先輩方、活動を応援しくださった皆様に心よりお礼申し上げます。

写真上:手踊り講座の様子
写真中:桜のメッセージ入り壁画
写真下:参加してくださった方々との集合写真