「カウンセリング論」のゲストスピーカーに、本学カウンセラー上瀧純一先生をお迎えして

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上瀧先生は、臨床心理士の資格をお持ちで、福岡県スクールカウンセラー、看護協会・病院職員・会社職員等を対象としたストレスマネジメント研修講師、ADHD児の治療プログラムの実施など、多岐にわたり活躍されています。今回、カウンセリング論の最終講義として、「ストレスマネジメントとカウンセリング」をテーマに講義をしていただきました。講義後の学生の感想を紹介します。

上瀧先生の講義は、さすが臨床心理士だなと心の底から思えるほど、私の心に響くものでした。まず、ユーモアを交えた内容に心を強く惹かれました。人の興味を引く力や人に安心感を与える力、何より上瀧先生の笑顔に私は引き込まれました。最後にも笑顔が大切だという話がありましたが、講義を実際に聞いていてほんとにそうだなと思いました。私自身看護師を目指している身として、コミュニケーション力というものは必ず必要になってきます。今回の講義を糧に大学での学びにつなげていきたいと思います。(1年生:須嵜大智)

今回の上瀧先生の講義は私の心に響きとても感動しました。今までのカウンセリング論の授業で学んだことなど、上瀧先生の体験談を聞くことでより深い認識へとつながりました。
特に心に残ったのは、先生が、相談者の力になるだけではなく、先生自身が相談者の話しや考え方から多くのことを学んでいるというところです。先生は自分の考えだけで相手の力になるのではなく、相手の本当の気持ちと意見に耳を傾け、理解し良い方向に進むように手助けをしているのだと思いました。また、相談者のために大切なことは、相談された内容を解決するために、先生が計画をたて実行するのではなく、本人が自分で行動して解決していくことが大切なことだと思いました。相談者が自分で行動することが怖かったり不安であったりして最初はできないことを『自分でやってみよう』という気持ちにさせるパワーを先生は持っているのだな、と感じました。そのパワーは今回の講義の話し方や話の内容を聞いても感じることができました。
人の気持ちに寄り添うことは簡単なことではありませんが、時間をかけてゆっくり患者さんと向き合い接していくことが大切だと学びました。(1年生: 神野華歩)

カウンセリングとは、「話す」ことで、「こころを解き放つ」方法。過去からの柵を「離す」ことを意味し、笑顔を取り戻し前進する力を与えてくれます。どうぞ気軽に、学生相談室にアクセスしてみてください。きっと、暖かな笑顔で出迎えてくれると思います。